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桐谷さんの株主優待入門

クロス取引の落とし穴、くせものの「逆日歩」を予想 投資ビギナー必見 株主優待入門

2013/10/7

■逆日歩は実績と気配で予想

逆日歩が確定するのは取引後。「逆日歩の額を予測しておき、冷静に対応しないと、高い優待になってしまうこともある」(ころさん)。ころさんによれば、逆日歩は、(1)過去の逆日歩の実績、(2)注文前の売買の気配から、ある程度は予想できるという。

過去に高額の逆日歩が発生した銘柄は、次回も同じようになる可能性が高い。ただ、過去に逆日歩が生じていない銘柄に信用売りが集中して、思いがけない銘柄に逆日歩が発生することもある。

そこで、注文前に確認したいのが売買の気配だ。発注画面にある板情報に「成り行きの売り気配」が多い銘柄は高額逆日歩が発生しやすい。

信用で株を売るには、売る株を借りる必要がある。通常、信用買い(融資残)は信用売り(貸株残)より多いものだが、信用売りが増えると、貸株が不足し、機関投資家などから売る株を調達する必要が出てくる。その際の品貸料率が逆日歩なのだ。銘柄ごとに1日1株当たり「●銭」と提示され、取引する株数に乗じて算出される。

信用売りが極端に増えると「売り禁」措置が取られ、信用売りそのものができなくなることもある。「高額逆日歩が予想される時は、現物取引で臨みます。優待の魔力やクロス取引にとらわれ過ぎない方がいいですね」と、ころさん。クロス取引もリスクフリーではないことを覚えておこう。

(注:売り禁(新規売り立て禁止)で、クロス取引ができなくなることもある。出典:ころさん)

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