職場の節電、6割が熱中症など健康心配 読者調査クールビズ 若者は意外に保守的

クールビズのコーナーを前倒しで前面に(東京都豊島区の西武池袋本店)
電力不足が予想される夏を前に、節電の動きが広がっています。日経電子版の登録会員を対象に、職場の節電についてアンケート調査を実施したところ、59.7%の人が「エアコンの設定温度が高いと熱中症など体調が悪くなる」と回答。健康面への影響を心配する声が多く寄せられました。


夏休み時期の変更は女性より男性の方が心配

節電対策で心配していることは「エアコンの設定温度」が男女とも1位でした。「節電で体調を崩しては元も子もない」(40代男性)といった意見のほか、「エアコン前提の空調になっているので建屋に窓が少ない」(40代男性)との声もありました。

照明についての意見も多く上がりました。「照明が暗すぎて新聞も本も読めない」(40代女性)などの声が目立ち、50代以上では約50%が困ると答えていました。

ピーク時の電力を抑えるため、職場によって勤務時間をずらす取り組みが広がっています。平日を休みにして土日に出勤する休業日のシフトでは22.9%の人が「家族や友人と過ごす時間が減る」、夏休みの時期の変更では、13.3%の人が「家族旅行や帰省が難しくなる」と答えるなど家族や友人と時間が合わなくなることを心配する声がありました。女性を中心に休業日のシフトで「子どもの預け先がなくなる」との意見も聞かれました。

男女別にみると、女性より男性の方が休暇の変更に伴う家族団らんへの影響が気になるようです。夏休みの時期が変わり家族旅行や帰省が難しくなることについて、男性の15.1%が困ると答えたのに対し、女性で困るとした人は2.3%にとどまりました。また、休みの日が平日になり家族や友人との付き合いが減ることについても、男性の方が女性より心配する割合が高くなりました。女性は「3カ月のことだから我慢できるし、楽しもうと思う」(30代女性)と前向きに受け止めているようです。



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