職場の節電、6割が熱中症など健康心配 読者調査クールビズ 若者は意外に保守的

「サマータイム」実施は1割

職場で既に実施または予定している節電対策についても聞きました。エアコンの温度設定や照明の明るさについては積極的な姿勢が見られる半面、勤務形態を変更してまで節電に協力する職場はまだ多くはないようです。始業・終業時刻を早めるサマータイムの導入を表明する企業が広がっていますが、調査では10.8%にとどまりました。「サマータイムはピーク時間帯(午後1時~4時)の節電には効果がない」(60代男性)と効果を疑問視する意見もありました。またエアコンの28℃以上の設定に対して「職場のごとの指針や時間帯ごとの効果などを議論すべきだ」(40代男性)との声もありました。



クールビズの服装、ポロシャツはOK

クールビズは多くの職場で浸透しているようです。アンケートでは88.6%の人が「クールビズを実施する」と回答。「10月末までの実施は社会の要請」(50代男性)などの意見がありました。

環境省では5月、ポロシャツやアロハシャツなど一層の軽装を認める「スーパークールビズ」を打ち出しました。男性のクールビズでNGだと思うものについて尋ねたところ、ポロシャツでの勤務をNGとした人は7%にとどまり、90%以上の人がOKと考えていることが分かりました。一方、アロハシャツやかりゆしウエアの勤務は「全国区で採用するのには違和感がある」(40代男性)として47.3%の人がNGと答えました。ジーパンは45.1%、スニーカーでは20%の人がNGと回答。ランニングシャツやハーフパンツ、サンダルについては80%以上がNGと考えていることが分かりました。「クールビズはクールなビズ(ビジネス)であり、遊び着やだらしない格好ではない」(40代女性)。職場ではある程度の節度ある身だしなみが求められているようです。

ただ、年代別に見ると、高い年齢層には服装について柔軟な姿勢が目立ち、若年層はやや保守的な傾向がみられました。例えば、ジーパンをNGと考える人は20代が55.2%だったのに対し、60代は20.8%にとどまりました。「安全衛生上の問題以外は自由にすべきだ」(60代男性)などと寛容な声が多く寄せられました。

調査は、25日から26日にかけ日経電子版の登録会員を対象に実施し、315人から回答を得ました。

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