東京23区から見える富士山、ベスト10は

靖国からも富士が見える

靖国通りから見えた富士山。田代さん撮影

10カ所からは漏れたが、外すには「惜しい」場所もある。田代さんが「○○富士」と命名した3カ所を、番外編として付け加えた。

まずは千代田区の靖国神社。靖国通りの田安門前交差点から靖国神社南門までの約1キロ、天候に恵まれれば富士山の頭の部分がちらりと見える。

高いところに昇らなくても、富士山は見える。こうした場所を田代さんは「路上富士」と名付けた。ビルとビルの間から見えたり、歩道橋の上に頭を出したり。探してみるのも面白い。

路上富士・橋脚富士・パール富士……

千葉県館山市にある「城山公園」で田代さんが撮影したパール富士。優しい光に包まれている

23区内ではないが、狛江市の多摩水道橋では、橋脚のわずかな隙間から富士山が見える。橋脚の形も富士山のようだ。こうした見え方を田代さんは「橋脚富士」と名付けた。

最後に「パール富士」。太陽が山頂にかかるダイヤモンドに対して、月がかかるのがパールだ。関東地方から眺める場合、満月が富士山頂に沈むわずかな時間に、月光が真珠のような優しい輝きを見せる。晴天の満月という条件に加え、季節によって見える場所が変わってくる。緻密な計算が必要となるため遭遇するのが難しい現象だ。

田代さんは千葉県館山市の城山公園で撮影に成功した。山頂付近がうっすらと照らされる姿は幻想的だ。城山公園からは昼間も太平洋越しの雄大な富士山が楽しめる。

狛江市にある多摩水道橋の橋脚から富士山がのぞく。橋脚の形も富士山のようでおもしろい。田代さん撮影
狛江市の多摩水道橋。真ん中にある橋脚の間から、富士山がちらりと見えている。田代さん撮影

エンタメ!連載記事一覧
エンタメ!連載記事一覧