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東京ふしぎ探検隊

東京23区から見える富士山、ベスト10は

2013/1/1

■羽田の国際線ターミナルで朝焼けの富士

羽田空港国際線旅客ターミナル展望デッキにて。2011年元日の朝焼け。田代さん撮影

2位は羽田空港国際線旅客ターミナル。5階の展望デッキに出ると、「富士見台」という展望台がある。飛行機が見える方角とは逆になるが、東京モノレールや多摩川などと一緒に見ることができる。

「ここは24時間開いているのがポイント。早朝に行けば朝焼けの姿が楽しめる」と田代さん。2011年の初日の出と朝焼けの富士をここで堪能したという。

アクセスもいい。東京モノレールや京急線の駅があり、自家用車も30分までは無料でとめられる。実際に訪れてみると、展望台はそれほど広くはない。柵があるので、写真を撮る場合は背の高い三脚などがあるといいかもしれない。飛行機とのツーショットは国内線ターミナルに行けば眺めることができる。

■都内屈指の富士見坂、消滅の危機に

西日暮里の富士見坂から。富士山の左側の視界を遮るマンションも最近できたもの。田代さん撮影

3位は荒川区西日暮里にある富士見坂。JR山手線と地下鉄千代田線の西日暮里駅から歩いて5分ほどの場所にある。

田代さんによると、「山手線内にある18の富士見坂のうち、現在も富士山が見えるのは2カ所あり、はっきりと富士山と分かるのはここだけ」。住宅街にあるので周囲に配慮が必要だが、「訪れると住民が気さくに声をかけてくれる。人情味あふれる土地柄も魅力」という。

しかしこの富士見坂、「消滅」の危機に瀕(ひん)している。文京区でマンション建設が進み、完成すればこの坂からは富士山が見えなくなるという。「歴史ある貴重な文化遺産。後世に残したい風景なのに……」。田代さんは嘆く。

しかし既にマンションは建設段階に入っている。完成予定は2013年の秋口。晩秋から冬場にしかチャンスがないダイヤモンド富士は、2013年1月末が最後の機会になるかもしれない。

■成城では「額縁」に収まる富士

世田谷区成城にある富士見橋。まるで絵画のよう。田代さん撮影

4位の富士見橋は世田谷区成城にある名所だ。小田急成城学園前駅から5分ほど歩くと、住宅街の一角に「額縁」が見えてくる。道路の反対側から枠の中を眺めると、そこには一幅の絵画のような富士山の姿が収まっていた。雄大な富士もいいが、こうした「変わり富士」もいい。

枠や穴などから見える富士山のことを、田代さんは「トンネル富士」と呼ぶ。限られた視点から眺める富士山は、「まるで葛飾北斎の作品のよう」。想像力を喚起する風景は、日本人の感性をくすぐるようだ。

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