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家電ベンチャー躍進の秘密、プロの世界を「大衆化」 急成長メーカーの逸品(1)

2014/3/10

「Beats」「バルミューダ」「cado」…。ここ数年、国内で起業した家電ベンチャーや海外のブランドが、家電量販店などの店頭で存在感を示している。堅実にヒットしている彼らの“逸品”の実力に加え、各社の戦略から急成長の理由を探った。「ビデオカメラ」「ヘッドホン/音楽プレーヤー」「空気清浄機/加湿器」の3回に分けて紹介する。

2013年は「レイコップ」が大ヒット。「ノンフライヤー」も爆発的に売れた。実はこの1~2年、主にビデオカメラやヘッドホン、それに空気清浄機などの市場では、こうした国内外の新興メーカーの台頭が相次いでいる。

この記事では急成長を遂げている国内外の13のメーカーをピックアップ。各社の戦略をひもとくと、急成長を可能にしたいくつかの共通項が見えてきた。

■消費者目線を徹底

消費者目線の徹底で斬新な商品を作り、着実に成功を収めているのが、家電ベンチャーのバルミューダと米国のアクションカメラメーカーの「Contour(コンツアー)」だ。

最近の家電量販店は、新興メーカーの製品を積極的に扱う傾向が強い。ヨドバシカメラのアクションカメラ売り場では、「GoPro(ゴープロ)」や追随したソニーに加え、新興のContour製品も目立つ場所に展示されている(左)。中央は、ヨドバシカメラが販促に力を入れる「cado加湿器HMC400」。金属を多用した高級感あふれるデザインは店頭でも目立つ。Beatsのヘッドホンは多くの量販店で目立つ位置に置かれている(右)

バルミューダが2013年11月に発売し、売れ行き好調のパネルヒーター「SmartHeater」。他社がすべてオイル式なのにオイルを全く使わない。寺尾玄社長が「本当にオイルを使う必要はあるのか」と考えたのが出発点だ。

オイル式は暖まるまで時間がかかるし、少ないながら事故も起きる。「私なら他の素材を使ったパネルヒーターが欲しい」。その結果、オイル式よりも早く暖まるSmartHeaterができ、消費者ニーズを喚起した。

「ユーザーはバイクだけでなく、カヌーやスカイダイビングにも使いたいはず」。実際にカメラを使うシーンを想像したコンツアーは、本体の他に身体のさまざまな部位にカメラを付けられるマウントを用意。これが消費者に受け、カメラの付加価値を引き上げた。

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