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東京ふしぎ探検隊

大江戸線、冷房強いのになぜ暑い 鉄道各社の温度

2013/6/28

丸ノ内線の天井には薄型のユニットクーラーがついている(東京メトロ提供)

電車の冷房について、「ひとこと言いたい」人は多いだろう。涼しくて助かった日もあれば、暑くて汗が引かなかったり、はたまた寒すぎて震えたり。冷房の設定温度はどうなっているのか。どのような運用をしているのか。鉄道各社に尋ねた。

■東京の通勤電車、26度が大半

東京圏を走る通勤電車では、冷房温度を26度に設定しているところが多かった。「25度」と回答したJR東日本は「おおむね25度ですが、車両の性能などによって異なり、24度や26度の路線もあります」とのことだった。京成電鉄でも一部に24度、26度の車両があるという。

JR東ではこれまで、2006年に山手線、2008年に中央線でそれぞれ24度から25度に変更するなど、新型車両の投入に伴い温度を引き上げてきた。「車両のタイプによって冷房の利き方はかなり違う」からだ。古い車両は低めに設定しているが、だからといって利きすぎるというわけでもない。

24度に設定しているのは京浜東北線や京葉線などで、東海道線は26度となっている。車両の新旧や冷房機器の性能、駅間距離などによって異なる。駅と駅が近くドアを頻繁に開ける路線は外気温の影響を受けやすく、その分低めに設定してあるようだ。

各社とも震災後は1~2度引き上げていたが、現在は震災前と同水準に戻している。ただ東京急行電鉄がオフピーク(10時から16時)に走らせている「クールビズトレイン」では、一般車両で27度とやや高めの設定にしているという。

■関東では「弱冷房車」、関西では「弱冷車」

1編成の電車に1、2両ある弱冷房車は、一般車両より2度ほど高い。ただし東京メトロの銀座線と丸ノ内線は弱冷房車がない。車両編成が短いためだ。

ちなみに関東では「弱冷房車」という呼び方が定着しているが、関西では「弱冷車」と呼ぶことが多いようだ。関西の鉄道会社に「弱冷房車」について尋ねたら、「ああ、弱冷車ですね」と言い直されてしまった。何でも略す関西の文化なのか。

この弱冷車、JR西日本では「一般車両ともども、27度を目安にしている」という。それではわざわざ設定する意味がないのでは、とも思うが、弱冷車をどうするかを含めて今後検討する、とのことだった。

ただしこの27度という温度設定も、すべての車両に適用されるわけではないという。路線の環境や車両のタイプ、天候状態などによって変わってくる。JR西も東と同様、路線によって環境が大きく異なり、すべて同じ運用というわけにはいかないようだ。

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