【男女均等度】育休復帰後も完全バックアップ長く働ける風土を醸成

女性社員の数や割合をみている。全回答企業の平均女性社員比率は27.2%と昨年(26.2%)と比較して、やや増加。また全体の68.7%が女性社員数は5年前と比較して増えたと回答。「育児休業取得中の社員のサポートを充実させている企業も増えつつあります」(日本女子大の大沢真知子さん)。妊娠や出産を理由に退職した社員が1割未満という企業が全体の69.5%に上った。女性社員に長く活躍してもらうには、出産などの際に会社としてサポート体制があるかどうかがカギ。カネボウ化粧品やオリックスでは育休中の社員に向けたセミナーを開催、復帰後の不安を取り除いている。

Check 1 上位12社すべてが女性の平均勤続年数10年以上
Check 2 10社が新卒に占める女性の割合が50%超え
Check 3 8社が女性社員比率50%以上
【調査概要】 調査は、上場企業など国内有力企業4329社を対象として、2013年1~2月中旬に郵送で実施。489社から回答を得た(回答率11.3%)。1.女性役員の有無など女性の管理職登用度 2.ワークライフバランス(仕事と生活の調和)度 3.女性活用度 4.男女均等度――の4項目で測定して採点。得点を合計し、その偏差値を総合点とした。
審査員プロフィール
渥美由喜さん
 東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長。92年東京大学卒業後、富士通総研等を経て09年より現職。専門は労働雇用、少子化対策、社会保障制度など。著書に『イクメンでいこう!』(日本経済新聞出版社)

大沢真知子さん
 日本女子大学人間社会学部教授。南イリノイ大学博士課程修了。経済学博士。専門は労働経済学。経済と女性の就業の変化を国際比較で捉える。著書に『日本型ワーキングプアの本質』(岩波書店)

河野真理子さん
 キャリアネットワーク会長。東京工業大学大学院MOT修了。技術経営修士(専門職)。パイオニアグループ入社後、89年同社設立。12年より現職。企業の人材育成、キャリア開発などが専門

(日経ウーマン 飯泉梓)

[日経WOMAN2013年5月号の記事を基に再構成]

[参考] 『日経WOMAN』5月号では「女性が活躍する会社」の上位100のランキングならびに調査結果の詳細や、仕事の壁の乗り越え方、自分らしく働き続けるために今やっておくべきことを掲載している。

日経 WOMAN (ウーマン) 2013年 5月号 [雑誌]

発行:日経BP社
価格:600円(税込み)