医師の平均年収は1477万円、うち12%はアルバイト収入医師の年収・転職調査2013

 「忙し過ぎない」が転職の条件

アンケートでは転職の意向についても尋ねた。全回答者1001人中、「常勤の転職先を探している」のは175人。アルバイト探しも含めると、約半数が何らかの職探しをしている。転職先を探している理由を尋ねたところ、最も多かった回答は「給料が安いから」(38.9%)。次が「休みが取れないから」(28.6%)だった。

ただし、転職先に求める条件については事情が変わるようで、「忙し過ぎない」が69.7%でダントツ。給料よりもゆとりへの渇望が強く感じられた。なお、念のために記載しておくが、いずれの問いに対しても、「やりがいのある医療」は3位に入っている。

年収に関する勤務医の本音…
●現状の仕事に満足している。収入は多くもらえるに越したことはないが、家族や友人との時間の方が大事。(30歳代男性・精神科/年収1700万円)
●努力が報われていると思う。医者になって良かった。責任や倫理観を保ち続けることが大変だが、収入を考えると許容できる。(50歳代男性・内科/年収2800万円)
●病院勤務医ではあるが、主に管理業務をしている。仕事量から見れば、もらい過ぎで後ろめたいが、病院の業績が良好なので返上する必要はないだろう。(70歳代男性・内科/年収2500万円)
●月に18回程度の当直が収入を押し上げている。(50歳代男性・内科/年収2000万円)
●日当直なし、定時帰宅、週30時間勤務でこれだけもらっているので不満はありません。ボーナスも退職金もなしですが。(40歳代女性・小児科/年収1300万円)
●勤務先の当直料・日直料は2万円。あまりにも安いと思う。土日でも年末年始でも、ゴールデンウイークでも加算はない。外来や入院対応などに対する加算もない。(40歳代男性・小児科/年収1500万円)
●一生懸命アルバイトをしていたが、税金をだいぶ引かれて割に合わないと感じたので、昨年からやめた。(40歳代男性・脳神経外科/年収2000万円)
●基本給を上げてほしい。収入の3分の1が時間外手当である。(40歳代男性・麻酔科/年収2500万円)
●医師の中では低い方だが、他職種の人に比べると、恵まれ過ぎていると思う。(50歳代男性・内科/年収1300万円)
●年金生活になると、年収200万円弱になるので、定年退職後は300万円ほどアルバイトで稼がなくてはならない。(60歳代男性・外科/年収1200万円)
[注]【調査の概要】日経メディカル オンラインの医師会員を対象に、2013年5月8日から26日にかけてWebアンケートを実施。有効回答数は1001人。回答者の属性は以下の通り。【性別】男性907人/女性94人。【所属】大学・国公立病院304人/公的病院103人/私立病院315人/その他の病院34人/診療所204人。 【卒後年数】1~2年14人/3~9年139人/10~19年340人/20年以上508人。

(日経メディカル 佐竹三江)

[日経メディカル2013年7月号の記事を基に再構成]

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著者:メディファーム株式会社
出版:日経BP社
価格:2,100円(税込み)

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