インテリアの専門家の尾田氏と医師の辰元氏のコラボレーションは、京都・山科のマンションのモデルルームを皮切りに複数の物件で実現。光過敏を起こしにくくするインテリアを前面に打ち出して、好感触を得ている。ならば間近に新築する看護師寮にも…という流れに至ったわけだ。

新しい看護師寮では、従来インテリアの部屋とアクティブケアを取り入れた部屋がフロアごとに分かれ、両者の割合は半々となっている。従来のインテリアの部屋とアクティブケアを取り入れた部屋の違いはいくつかあるが、まずは下の写真を見比べてもらうのが分かりやすいだろう。

新看護師寮の従来インテリアの居室(写真提供:尾田氏)
新看護師寮のアクティブケアの居室(写真提供:尾田氏)。照明は電球色のLED。壁面と床面のコントラストを低くしている

従来インテリアの部屋では白色のLED照明を採用しており、室内の白さが際立つ。一方、アクティブケアの部屋の照明は電球色のLEDを採用。より明るさを感じにくいようにしてある。なお、どちらの部屋でも調光は可能だ。

壁面と床面の材質は両方の部屋で同じものを採用したが、アクティブケアではコントラストを低く抑えた。特に大きな違いが壁面収納家具の扉で、「コンパクトな空間では広く見せるために白にするのが王道のところ、あえて柔らかいブラウンを配色した」(尾田氏)。

次のページ
「こっちの部屋、いいなあ」
ウェルエイジング 健康で豊かな人生のヒント