日本一長い地下通路、歩いてみたら…東京ふしぎ探検隊(1)

意外に多い階段や段差

東銀座の通路には十二支の置物が

地下空間はまだ続く。東京国際フォーラムの中を抜け、有楽町の地下を歩き、銀座駅の雑踏をかき分ける。銀座を抜けるととたんに人波は途絶え、突如として昭和レトロ風の空間が出現する。レンガ風の柱にガス灯をあしらい、中央にはなぜか十二支の置物が24体、置かれている。見とれながら歩いているともうそこは東銀座駅だ。

真っすぐ続く日比谷周辺の地下通路

終着点は6番出口。急な階段を上ると、そこには人だかりができていた。「いわて銀河プラザ」。岩手県のアンテナショップだ。足は自然と、店に向かった。

大手町から東銀座まで、ゆっくり歩いて1時間半。地下の旅は予想以上に長かった。特に感じたのが階段の多さ。下りてすぐ上る階段など、数えてみたら200段近くあった。

今回、八重洲ルートのほかに丸の内ルート、日比谷ルートも歩いてみたが、段差が少なく一番楽なのは日比谷ルートだった。大手町から東銀座まで、距離も一番短い。ただほとんどは殺風景な地下通路で、面白みには欠ける。丸の内ルートは丸ビルや新丸ビルなどを横目に眺めることができ、八重洲ルートも店舗は豊富にある。散歩を楽しむにはこちらの方がよさそうだ。

都市生活では避けて通れない地下空間。普段何気なく通り過ぎていた場所にも、歴史がたくさん詰まっている。成長を続ける地下の世界には、まだまだ隠れた秘密がありそうだ。

(電子報道部 河尻定)