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「新年の決意」iPhoneで写す 初日の出撮影のコツ

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NIKKEI STYLE

いよいよ2013年も残すところあと1日となった。正月のイベントといえば「初日の出」だ。そこで新年のiPhone撮影初めは、本連載でこれまでに紹介した撮影のコツを思い出しながら、初日の出写真に挑戦してみよう。

風景写真編でも紹介したように、光線がドラマチックになる時間帯は日の出と日没前後。日の出写真のシャッターチャンスは、地平線から太陽が姿を現してから昇り切るまでのわずかな時間となるため、アングルを決めるためのロケハンなど現場の情報収集は欠かせない。

防寒、ライト…事前準備は入念に

まずは国立天文台のサイトなどで日の出の時刻を確認してみよう。それに携行品もきちんと準備しておきたい。夜明け前の現場の移動に懐中電灯は必須。ヘッドランプがあればベストだが、場合によってはiOS7から標準装備されたiPhoneの懐中電灯機能でも代替できるだろう。

厳寒期の撮影はシャッターを押す指先がかじかむので、手袋をしていてもタッチパネルを操作できる「スマホ手袋」が役に立つ。

事件や事故など屋外の撮影が多い報道カメラマンにとって防寒対策は重要な技術の一つ。体温低下を防ぐ肌着と外からの風を防ぐアウターをうまく組み合わせる「レイヤード(重ね着)」がすべての基本で、手袋も二重にすることが多い。

「パノラマ撮影」で灯台と太陽を1枚の写真に

本州、九州、北海道、四国の「平地」でもっとも早く「初日の出」を観測できる場所が、千葉県銚子市の犬吠埼だ。

国立天文台によれば1月1日の犬吠埼の夜明けは午前6時46分だ。

有名な犬吠埼灯台と太陽を1枚の写真に収めたいところだが、定番の撮影スポットの君ケ浜から灯台までは距離がありすぎていまひとつの構図だ。

そこで、灯台のすぐそばの高台からiPhoneの「パノラマ撮影機能」を利用して撮影してみたところ、太陽と照らされた灯台が同時に写る絵画のような写真が撮れた。

「シルエット」でユーモア写真

初日の出の写真はややもすると、太陽そのものや反射する海など無機質な風景写真になりがちだ。報道カメラマンは、誰が撮影しても同じ写真になることを避けるために「人影」を入れることが多い。立ち入り禁止の場所に人を立たせるなどの悪質な「やらせ」はご法度だが、新年を祝う気持ちを表現する演出の一つとしてうまく人物を配置してみよう。

この日は、取材同行者に太陽に向かってポーズを取ってもらうように頼んでみた。すると「闘うビジネスパーソン」とでも題すべきユーモアのある写真が完成。モデルたちを撮影したポートレート編でも触れたように「シルエットで人の動きを表現する」という方法は定番中の定番。

重要なのは、画像の明るい部分(この場合は太陽)に露出を固定させることだ。

さらに、複数の女子高校生が同時にジャンプした瞬間を撮影する「マカンコウサッポウ写真」とシルエット写真を組み合わせるなどオリジナルの工夫を施すことで、新たな表現が生まれるはずだ。

アプリで太陽の位置を確認

さて、ここで問題。

本州内で犬吠埼より4分も早く初日の出を見ることができる場所がある。それはどこでしょう? 答えは「富士山の山頂」で、午前6時42分の「日の出」となる。もっともこの時期の富士山は閉山期で登山は原則禁止のため、観測のためには冬山を登るか、ヘリをチャーターするか……といずれも撮影のハードルは高い。

ならばせめて富士山から顔を出す太陽を地上からうまく撮影できないものか。調べてみたところ、山梨県富士川町の山間にある高村光太郎文学碑の周辺が定番の撮影ポイントとなっていることが分かった。

「富士山から昇る太陽」という写真は、富士山の西側の地域ならどこでも観測できるが、この富士川町では12月末から1月にかけて、ちょうど富士山頂から太陽が現れる「ダイヤモンド富士」を見ることができる。富士山の頂からこぼれる光は一見の価値ありだ。

ただ、太陽が昇る場所と方向は、期間中でも微妙に左右にずれる。そこで太陽が現れる場所を正確に視認できる有料アプリ「Sun Seeker(700円)」を利用してみよう。全地球測位システム(GPS)機能と連動してiPhoneを水平線に向けるだけで、どの方向から太陽が昇るかをリアルタイムに確認することができる。同様の機能は星図表示アプリ「iステラ(900円)」などにも搭載されている。やや専門的なアプリのため少し値が張るが、撮影のための微調整にはぴったりだ。

午前7時すぎ、富士山頂から朝日がこぼれ始めた。太陽が昇りきるまでの時間はわずか数分。「初日の出」写真に共通の難しさはいずれも撮影時間の短さだ。

撮影も良いけれど…

とはいえ「初日の出」の一番の目的は、新しい年が良い1年になるように祈ること。

今回のiPhone撮影塾では犬吠埼、富士川町など人気の初日の出スポットを紹介したが、元旦は人が殺到する可能性が高い。国立天文台によれば「渋滞に巻き込まれているうちに太陽が昇ってしまったという人も多い」とのことで、土地勘のある近隣の静かな海岸で余裕のある状態で撮影するというやり方も案外、正解かもしれない。

これまで紹介したiPhoneの機能やアプリを利用することで効率よく撮影が進み、新年の朝日の下で手を合わせる程度の余裕を生み出すことができれば言うことなしだ。

2014年が素晴らしい年になりますように――。

(写真部 小林健・寺沢将幸)

 米アップルのスマホ「iPhone5」のカメラ機能は8メガピクセル。この画素数は2004年のアテネ五輪で世界中のプロカメラマンが使用した当時の最新型一眼レフとほぼ同じ。ならば報道カメラマンの経験と技術でiPhoneは取材現場でも使えるのでは――。そんな発想で始めた企画「iPhone×Press Photo」。日経写真部のカメラマン2人が一眼レフの代わりにiPhoneを手に現場を巡り、関連機材やアプリケーションを使いながら新たな写真表現を探る。日経写真部は公式ツイッター@nikkeiphotoで【iPhonegraph】としてiPhone写真を掲載。「iPhone×Press Photo」では野球編、ラグビー編などiPhoneで撮影した写真特集を連載中。

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