進む世代交代、「つっこまれ」キャラの女性アナが人気日経エンタテインメント!

【女性アナウンサーの活躍を上司が語る】

若手にチャンスを与えるのがフジテレビの流儀

フジテレビアナウンス室長 牧原俊幸 氏

フジテレビでは、アナウンサーに新人の頃から早めにチャンスを与えて、他のセクションの番組プロデューサーに実力を見てもらうようにしています。大きかったのは、深夜の「○○パン」シリーズですね。高島彩、生野陽子、加藤綾子らが1年目から番組を持って、多くの人に知ってもらうことができました。インタビュー技術や生放送への対応力を磨いたはずです。

加藤綾子アナは、バラエティーのスタッフからも「カトパンは細かいところに気配りができて安心できる」と引き合いが多くて、朝の「めざましテレビ」の本番が終わってからアナウンス室で仮眠を取って、そのまま夜の番組の収録に向かう姿をよく見ます。オーバーワークにならないように調整することも必要かもしれません。

加藤綾子の同期の椿原慶子アナも、報道を中心に頑張っているので、バランスよく若手が育っていると感じています。

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清楚で誠実なイメージが浸透している

テレビ朝日アナウンス部長 山本清 氏

テレビ朝日アナウンス部長 山本清氏  宣伝部長、ライツプロデュース部長などを経て編成制作局アナウンス部長に。

テレビ朝日の女性アナウンサーの活躍の場は広がっています。先日は前田有紀アナに、「Qさま!!」のクイズ解答者のオファーがあり、神奈川出身インテリ軍団のメンバーとして出演していました。ゴールデン帯の音楽番組のMCを局アナがやっているのは民放では竹内由恵アナだけだし、夕方のニュースも局アナが担当するなど、番組の重要な役割で局アナが出演するケースはテレビ朝日が一番多いはずです。

伝統的にテレビ朝日の女性アナウンサーは、清楚で誠実なイメージが共通してあると思います。バラエティー番組でどんなにハジケても、局アナの範ちゅうをはみ出さない。アクの強さで勝負しようとしても、タレントさんにはかなわないし、必ず壁に当たるんです。視聴者センターに届く声の中にも、「テレ朝のアナウンサーは、テレ朝らしくて好感が持てます」という意見があるので、うまく他局との差別化が図れていると感じています。

(ライター 高倉文紀)

[日経エンタテインメント!2013年2月号の記事を基に再構成]

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