進む世代交代、「つっこまれ」キャラの女性アナが人気日経エンタテインメント!

また、現在の人気アナにはキャラクターにも特徴がある。例えば、高島彩は、絶妙の「つっこみ」の能力で高く評価された。しかし、最近はくりぃむしちゅーの上田晋也、タカアンドトシのトシ、フットボールアワーの後藤輝基ら、つっこみ芸人がテレビで著しい活躍を見せている。そのため、相手役にはボケの魅力を持った、落ち着いた若手女性アナウンサーのほうが効果的。芸人に「つっこまれた」ときの、ニュースやスポーツを担当しているときとは違った素顔が、視聴者の好感を得ている。

「元気キャラ」←→「落ち着いている」、「バラエティ・情報」←→「報道・スポーツ」の2軸で女性アナウンサーを分類し、マトリックス図の中にマッピングした。

「ヒルナンデス!」を担当する日本テレビ入社3年目の水卜麻美(みうらあさみ)、モーニング娘。の元メンバーでテレビ東京入社後はスポーツを中心に活躍する紺野あさ美なども、落ち着いたタイプのアナウンサーとして、有望株だ。

女性アナウンサーがアイドル視された時代と比べると、やや派手さはないが、キャラクターの持ち味を見せながら、アナウンサーとしての実務をしっかりこなす存在が支持を得るようになったと言っていい。

一方で、2012年に入社した新人の登用も、積極的に行われている。日本テレビの杉野真実は、2012年6月には早くも「世界まる見え!テレビ特捜部」の進行に抜てきされ(前任者はフリーになった西尾由佳理)、12月からは産休に入った石田エレーヌに代わって「スッキリ!」のMCを担当している。また、フジテレビの宮澤智は退社した平井理央に代わって2012年秋から「すぽると!」のキャスターに就任した。

高島彩も入社2年目に「スーパー競馬」の司会に抜てきされ、知名度が急伸した。人気アナウンサーが相次ぎ退社したことで、若手にとっては大きなチャンスがやってきたと言える。

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