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新インタフェースに批判集中 タッチ操作統合で混乱 Win 8の不満(下)

2013/5/8

ユーザーの33.8%が不満――。日経パソコン編集部がパソコンユーザーを対象に実施したアンケートでは、米マイクロソフトの最新版OS(基本ソフト)「Windows 8」に対して厳しい評価が下された[下欄の調査概要]。前世代の「Windows 7」が発売された際に実施したアンケートでは、不満評価はわずか5.1%だった。では、ユーザーはWindows 8のどこに不満を抱いているのか、何が問題なのか。浮き彫りにした。

Windows 8では、タブレットなどのタッチ操作を利用する機器に本格対応した。これに伴い、ユーザーインタフェース(UI)の仕組みを大幅変更。新UIに最適化した「Windowsストアアプリ」という専用アプリも組み込めるようにした。

ただ、こうしたさまざまな進化は、ユーザーから必ずしも評価されているとはいえないようだ。図1は、Windows 8のユーザーが不満な点を回答した結果をまとめたもの。回答者の半数は、Windows 8の新UIに不満を抱いていた。「Windowsストアアプリの内容」(22.7%)に対しても批判的な意見は多い。ある回答者は「タブレットを意識しすぎた結果、パソコンとしての使い勝手の悪さだけが際立ってしまったのでは」と手厳しい。

図1 Windows 8のユーザーに対し、Windows 8で不満に感じた点を聞いた(複数回答)。回答者の半数がユーザーインタフェース(UI)を挙げた。ソフトの互換性に関する不満も多い

既存のソフトとの互換性についても、十分でないとして不満を表した回答者が32.3%に上った。「これまで使えていたソフトが、Windows 8だと不安定になるのは解せない」と、互換性の低さを嘆く意見は非常に多く見受けられた。

■スタートメニュー廃止に戸惑い

まず回答者の不満が最も多かった新UIの問題点について、実際の意見を基に見ていこう。

Windows 8のUIを簡潔に表すと、従来のデスクトップ画面に、タッチ操作に最適化した「スタート画面」を追加したものである(図2)。しかし、従来のアプリはデスクトップ画面で利用するので、ストアアプリのヘビーユーザーでもない限りは、スタート画面を利用する機会はそれほど多くはない。

図2 Windows 8では、従来のデスクトップに加え、タッチ操作に最適化した「スタート画面」が設けられ、起動直後に表示されるようになった。従来のデスクトップと何度も行き来するので、操作が面倒になったと感じるユーザーが多いようだ
【調査概要】2013年3月5日から13日まで、Webサイトでアンケートを実施。計624名から回答を得た。記事中の調査結果は、各質問の有効回答数を基に算出した。年齢構成は40歳代が最多で28.2%。50歳代が26.9%、60歳代が19.4%、70歳代以上が14.3%と続く。30歳代は8.5%、20歳代は2.2%。回答者が申告したパソコン使用歴の内訳は、「20年以上」が46.8%、「15年以上20年未満」が25%、「10年以上15年未満」が20%、「5年以上10年未満」が5.6%、5年未満が2.6%

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