臨場感抜群 「アクション派」小型カメラに熱い視線

波の斜面を滑らかに切り刻むサーファー、雪面から空中に勢いよく飛び出すスノーボーダー。その目に世界はどう映っているのか…。今まで手軽に撮れなかったシーンを、誰もが動画でも静止画でも撮影できる小型カメラが米国で人気だ。自転車に取り付け、見知らぬ土地の風景を撮影しても楽しい。日本でもソニーやビクターといったビデオカメラ大手が同ジャンルの商品を投入し、注目を集めつつある。
図1 アクションスポーツの最前線を高画質で切り取るゴープロシリーズ最新の「ヒーロー3」。手に付けるマウントなどが標準で付属する。仕様により200~400米ドル。日本でも2012年12月から2万1000~3万9900円で販売中(一部のモデルは2013年1月発売)

サーフィンやスノーボードなど、ジャンプやアクロバティックな動きが魅力のスポーツが、米国では流行。そんな中、そうしたスポーツのライブな瞬間を切り取れるカメラが人気を集めている。その筆頭が「GoPro(ゴープロ)」だ(図1)。

ゴープロは手のひらに収まるほどの小型カメラで、本体だけならば100グラムに満たない。最新シリーズの「GoPro HERO(ヒーロー)3」は73グラムだ。

体やさまざまな道具に取り付けられる

自転車やヘルメット、サーフボードなど、さまざまな道具に取り付けられるよう、マウントやヘッドバンドなどオプション品が充実(図2図3)。水中で使うためのハウジングも用意されている。これらがゴープロの特徴だ。

図2 ヘルメットやサーフボードに取り付けるマウントのほか、頭に取り付けるヘッドバンドなどもオプションで用意されており、さまざまなスポーツで臨場感あふれるシーンを撮影できる
図3 自転車用オプションの取り付け例。写真の例では、ハンドルに進行方向に向けて取り付けてある。向きを逆にすれば、ライダーの表情を追える

こうしたオプション品により、通常のカメラでは不可能な角度や距離感でアクション中の様子を撮影できるのだ。例えば自転車なら、取り付け方を変えることで、走行中のライダーの表情を追うこともできるし、反対にライダーが見ている光景を映像に残すこともできる。

ゴープロは、30代後半の経営者ニコラス・ウッドマン氏が2002年に創設したウッドマン・ラボで開発された。2002年にオーストラリアへサーフィンに行った同氏が、自分や仲間のアクションシーンを映像に残そうとしたものの、うまくできなかったことがきっかけとなって生まれた。最初は手首にマウントするカメラからスタートして、現在は豊富なオプション品を用意するまでになったというわけだ。

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