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「やる気」だけでは成果が出ない時代 必要な3つの力

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NIKKEI STYLE

 経済成長が順調で、モノがどんどん売れる時代は、最低限のスキルとやる気があれば、仕事で一定水準の成果を出すことはそれほど難しくありませんでした。しかし、産業構造の変化のなかで、仕事に求められる力も変わりつつあります。これからの時代に求められる力について、キャリア開発の研究・コンサルティングの専門家である高橋俊介さんに聞きました。

産業構造が製造業中心からサービス産業中心へ変化し、それに伴い私たちの働き方も大きく変化しつつあります。それにともなって仕事で求められる能力も変わりつつあります。

例えば日本人は物事を"やる気"に集約させる傾向があります。高度経済成長期のような、モノがどんどん売れる社会では、最低限のスキルとやる気さえあれば、営業は比較的しやすかった。いわゆる「プッシュ型営業」というものです。何度も足しげく通って名刺を置いて頑張ることが結果につながりやすかったのです。

しかしながら、現代のようにモノとサービスがあふれ、第一線の仕事が複雑化、高度化する中では、スキルとやる気だけではなかなか結果に結びつきにくくなりました。

目の前の顧客のニーズを的確にくみ取る感受性や、それに応じて、適切な提案を行う応用力が問われる時代になったのです。

これは、時間的制約を受けざるをえないワーキングマザーや介護をしている人にとってはチャンスといえるでしょう。「頑張れば報われる」という仕事スタイルがスタンダードな中では、"長さ"や"頻度"などの量的インパクトが重要でした。ところが現代は、量的なボリュームが必ずしも成果と比例しない複雑な消費社会です。質的な成熟度が求められるのです。

もう一つ、これからの時代に仕事で必要とされる能力が"巻き込み力"です。育児や介護と仕事を両立させようとすると、やはり人の助けを借りる機会は数多く出ててきます。感じよく「ずうずうしく」人の力を借りることが大切なのです。

"感受性""応用力""巻き込み力"をどう育むかがポイントです。

最近は同じ会社内でも"リモート"で働くことが増えました。遠隔地での電話会議やテレビ会議が分かりやすい例ですし、コールセンターを沖縄に置くとか、経理処理は中国で行うなど、機能ごとにオフィスを分散させる企業も珍しくなくなりました。最適な場所で最適な業務を行うことで、より効率的な経営を行う傾向は今後も続くことでしょう。

ここで必要になるスキルの一つがやはり"感受性"です。これからの時代、クライアントや同僚と顔を合わせずに、仕事をともにすることはますます一般的になっていくでしょう。感受性を働かせ、相手のことをイメージしながら日々働くことが大切です。

これは日頃の意識やトレーニング次第で磨かれていくスキルです。ぜひ意識してほしいですね。一般的に、女性は男性に比べて感受性が豊かで共感する力が高いと言われています。女性ならではのスキルがこれからはより求められるようになります。

アンガーマネジメントという言葉があります。文字通り、各自の怒りをコントロールするという考え方です。反射的な怒りがその人のキャリアに泥を塗ってしまうことは少なくありません。

そうしたことに陥らないためにも、相手の気持ちを感じ取り、対処する。感受性が必要なのですです。

常に「相手はどう思うだろう?」「相手は何を考えているのだろう?」と、相手の立場に立って考える習慣を身に付けたいものです。

この人に聞きました

高橋俊介さん
慶応義塾大学大学院 政策・メディア研究科特任教授。東京大学工学部航空工学科を卒業後、日本国有鉄道入社。マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、世界有数の人事組織コンサルティング会社ワイアットカンパニーの日本法人(現タワーズワトソン)入社。93年~97年まで同社代表取締役社長。2000年より現職。著書に『キャリアショック』(ソフトバンククリエイティブ)、『自分らしいキャリアのつくり方』(PHP研究所)など。

(ライター 田中美和)

[nikkei WOMAN Online2013年7月24日付記事を基に再構成]

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