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アンドロイドが花盛り、5キャリア25機種を点検 2012年夏のスマホ選び(下)

2012/6/29

夏商戦をターゲットに、Android(アンドロイド)スマートフォンの発売ラッシュが8月まで続きます。NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイル、ウィルコム、イー・モバイルといった主要移動通信各社(キャリア)が投入するアンドロイドスマホの夏モデルはおよそ30。キャリアによって投入数にバラツキはあるものの、家電量販店などの店頭ではアンドロイドスマホが“花盛り”です。買って後悔しないのはどれでしょうか。今回(連載後編)は、主要モデル25機種のスペックや機能を総括してみました[注1]

2012年夏のAndroid(アンドロイド)スマートフォンは、春モデルの端末と比べて基本性能が大幅に向上している。データ処理の核となる部分(コア)を2つ内蔵した「デュアルコアCPU」は、春の時点でも多くの機種が採用していたが、夏の主要機種はさらに新しい世代のデュアルコアCPUを採用。米クアルコム製「Snapdragon(スナップドラゴン)S4」がそれで、回路を微細化してさらなる性能向上と低消費電力化を目指している。

■春モデルより基本性能が向上

さらに、富士通製の一部のハイスペック機種は、米エヌビディアのクアッドコア(コアが4つ)のCPU「Tegra(テグラ)3」を採用。特に3D(3次元)ゲームなど複雑なグラフィック処理の多い場面での強さを強調している。

ただ、ウェブブラウザーでニュースサイトを見たり、撮影した写真をギャラリー機能で眺めたりする程度では、スナップドラゴン S4の機種とテグラ 3の機種の差はほとんど感じられなかった。試作機の段階での印象ではあるが、「クアッドコア」は今のところ購入を左右するほどの決め手にはならないと言ってよさそうだ。

また今回はテストできなかったが、海外で発売済みのスマートフォンについては、スナップドラゴン S4採用機のほうが電池の持ちが良いという評価もある。

■人気のGALAXYがフェリカに対応

NTTドコモのこの夏のラインアップは、多くの機種が高速通信のLTE(サービス名称は「Xi〔クロッシィ〕」)に対応。クロッシィは3Gよりも圧倒的に速く、4月の時点で全国の政令指定都市をカバーするなど対応エリアが拡大している。

料金に関しても、クロッシィの新規ユーザー向けにパケット定額料金の上限額引き下げキャンペーン(「Xiパケ・ホーダイ フラット」の月額5985円が同4935円になる)が9月末まで行われ、10月からは新料金プラン「Xiパケ・ホーダイ ライト」(同4935円)が導入される予定。この料金はドコモの3Gのスマートフォンで一般的な「パケ・ホーダイ フラット」(同5460円)より同525円安い。つまり、クロッシィは3Gよりも速く、3Gよりも安いのだ。

図1 NTTドコモの2012年夏モデル(1)。同社の夏モデルスマートフォンは図1~図2に示した以外に、「ELUGA V P-06D」(パナソニック製)、「ARROWS Me F-11D」(富士通製)、「F-09D ANTEPRIMA」(富士通製)の3機種がある
[注1]本記事に記載した端末価格はすべて、新規契約・一括払い時の価格から各社の割引施策による最大24カ月分の割引額の合計を差し引いた実質負担額。なお、「全部入り」の表記はフェリカ、ワンセグ、赤外線通信の各機能をすべて内蔵した機種に関して用いている。ソニーは「ソニーモバイルコミュニケーションズ」の略。LGは「LGエレクトロニクス」の略。NECカシオは「NECカシオモバイルコミュニケーションズ」の略。記事中の情報の大半は5月下旬時点のもの。

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