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「目力メーク」はドライアイの原因に

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目力アップに欠かせない、目のキワのアイメーク。実はこのアイメークの脂成分が、まぶたのふちにあるマイボーム腺の穴を塞ぎ、脂の分泌を妨げてドライアイを招く一因になっているという。

若い女性にも広がる「マイボーム腺機能不全(MGD)」

マイボーム腺とは、まぶたの上下にある、脂を出す器官のこと。涙は涙腺から出る水分と、このマイボーム腺から出る脂、白目から出るムチンというタンパク質の3つが混ざりあってできている。なかでも脂は涙の最表層を覆って水分の過剰な蒸発を抑えるなど、目の表面で涙を安定させるのに重要な役割を果たしている。

ところが、何らかの原因によってマイボーム腺が詰まった状態が続くと「マイボーム腺機能不全(MGD)」といって、正常に脂が分泌されなくなってしまう。すると、涙の表面を覆う脂の層が薄くなり、目の表面が凸凹になることによって物が見えづらくなるほか、水分の層が露出して急激に蒸発し、ドライアイ(目の表面が乾燥し、傷や障害が生じる病気)につながりやすくなる。女性にとって、このマイボーム腺の詰まりの最大の原因となるのがアイメークだと、南青山アイクリニック理事長・戸田郁子医師は言う。

「まつげの間をうめるアイラインや、目の際の粘膜のところまでアイメークをして、きちんと落とさないといったことが毎日続くと、マイボーム腺の穴が塞がれてMGDになります。以前はMGDは加齢によるものと思われてきましたが、"目力メーク"によって、最近では若い女性にも広がっていると考えられます」。

目元を美しく見せるはずのアイメークも、きれいに落としきれなければ汚れとなり、知らず知らずのうちに、ドライアイやまぶたの炎症を引き起こすこともあるのだ。まつげエクステをしている場合も、目元の洗浄が不十分になりやすいため要注意。

さらに、不衛生な状態が続くと毛根にフケがたまったり、寄生虫(デモデックスという顔ダニの一種)が棲みついて炎症を悪化させるケースも見られるという。

目のふちの洗浄(リッドハイジーン)と目を温める習慣を取り入れよう

MGDの自覚症状は、目がゴロゴロする、目が乾く、痛い、かゆいなどさまざま。「いつもなんとなく目が不快」と感じる人のほとんどがMGDになっていると考えられる。

MGDを改善する基本は、目のふちの洗浄(リッドハイジーン)とマッサージ。これらは眼科でもドライアイ患者に対して習慣的に行うように推奨している。「詰まった汚れを取り除き、マッサージによってまぶたの周りの血流がよくなると、脂の分泌だけでなく、涙腺からの涙の分泌もよくなることがわかっています」(戸田医師)

実際、ドライアイ患者に対してリッドハイジーンを1カ月行い、涙の安定性と角膜の傷を見てみると、治療前に比べて治療後では涙の蒸発までの時間が伸び、傷のスコアも改善したというデータが出ている。

通常、リッドハイジーンはベビーシャンプーを希釈したものを綿棒につけてこする方法で行われるが、刺激が強く、目にしみることもある。最近は目にしみない専用の洗浄剤も開発・販売されているので、こうした製品を使ってセルフケアを行うこともできる。また、脂は温度を上げるとやわらかくなるため、目を温める方法を併用するとより効果的。慢性的な目の不快感に悩まされている人は、リッドハイジーンとともに、42~43度に温めた蒸しタオルや市販の蒸気つきアイパッドなどで1日5~15分、目を温める習慣も取り入れてみよう。

歯を磨くように、髪をシャンプーで洗うように、まつげの根元まで毎日きれいにする。そんな新習慣を取り入れて、ドライアイや目の炎症を防ぎ、快適な視生活を送ろう。

この人に聞きました

戸田郁子さん
 南青山アイクリニック理事長・院長 眼科専門医。1986年筑波大学医学専門学群卒業。東京慈恵会医科大学眼科、慶応義塾大学眼科教室、東京歯科大学眼科を経て米国ハーバード大学留学。帰国後、1997年より南青山アイクリニック院長。現在、同クリニック理事長、慶応義塾大学眼科学教室講師も務める。専門分野は屈折矯正手術、ドライアイ。

(ライター 塚越小枝子)

[nikkei WOMAN Online 2013年8月19日掲載]

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