MONO TRENDY

デジモノNAVI

勝負に出たドコモ、「本命」決めづらい競合2社 2012年夏のスマホ選び(上)

2012/6/28

まだ見ぬ米アップルの次期iPhoneに先駆け、携帯電話各社(キャリア)の新機種が次々と登場しています。スペック向上の著しいスマートフォンの2012年夏モデル、買って後悔しないのはどれでしょうか。2回に分けて徹底解説します[注1]。まず前編では、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルのそれぞれのユーザーにとっての買い替え時を探ります。鍵を握るのは、LTEサービスの開始時期と次期iPhoneの登場時期です。後編では、イー・モバイルとウィルコムも含めたキャリア5社の夏モデルスマートフォン25機種の特徴やスペックを紹介します。

各キャリアの夏モデルのスマートフォンが出そろった。IDCジャパンの予測では、国内のスマートフォンの出荷台数が前年比で1000万台以上も増えるのは、2012年が最後になる見込み。来年以降は出荷台数の伸びに急ブレーキがかかるとみられ、2012年は各キャリアにとって勝負の年といえる。ただ、2012年のいつの段階で勝負を懸けるかは、キャリアによって判断が異なっている。

■ドコモはハイスペックな機種が特に充実

この夏商戦が特に重要と判断し、攻勢をかけてきたのがNTTドコモだ。他社を大幅に上回る、全16機種ものスマートフォンを発表。NTTドコモの山田隆持社長は新製品発表会で「どれだけユーザーにフィットするスマートフォンを提供できるかが重要」と述べ、「らくらくスマートフォン」も含めたラインアップの幅広さを強調した。

図1 LTE(サービス名称は「Xi〔クロッシィ〕)のインフラ拡充を急ぐドコモ。この夏は人気のGALAXY・Xperiaシリーズの最新機種も含め、実に11機種ものXi対応スマートフォンを発表、非常に充実したラインアップになっている。「しゃべってコンシェル」などクラウド型のサービスを統合するブランドとして「ドコモクラウド」を発表、8月からは新たに写真の保存サービスも開始する

今回のドコモのラインアップを語るうえでの最大のポイントは、ハイスペックな機種が非常に充実している点にある。海外で5月初頭に発表されたばかりの韓国サムスン電子「GALAXY(ギャラクシー) S III」を間髪入れずラインアップに加えた他、ソニー「Xperia(エクスペリア)」も2機種をそろえた。特にソニーの新端末は、同社がグローバル展開も視野に入れて開発した戦略機とみられるが、世界に先駆けてドコモから発売されることになりそうだ。

[注1]本記事の大半の情報は2012年5月下旬時点のもの。ソニーは「ソニーモバイルコミュニケーションズ」の略。NTTドコモの社長は6月19日から加藤薫氏になり、山田隆持氏は相談役に。

MONO TRENDY 新着記事

MONO TRENDY 注目トピックス
日経クロストレンド
大手ジムが「有料オンラインレッスン」に注力する理
日経クロストレンド
アップル、4年半越し悲願 腕時計「常時点灯」の真意
日経クロストレンド
ANAも参入 「5G+分身ロボット」でビジネス変革
日経クロストレンド
花王が洗顔シートで王者を逆転 敵の弱点を徹底訴求
ALL CHANNEL