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スマホの怪現象 iPhoneで出くわす「なぜ?」の秘密

2013/1/5

【メール】 「迷惑」は突然、やって来る

■事例5:誰も知らないはずのアドレスにメールが来る

図5 迷惑メール送信者によるメールアドレスの収集例。ランダムに作成したアドレス宛てにメールを送信し、エラーメールの有無で、有効か無効かを判断する

誰にも教えていないはずのメールアドレスに迷惑メールが届いた――。これもなかなかの怪現象だ。

だが、怖がる必要はない。迷惑メール送信者がランダムに作成したアドレスが、たまたま自分のアドレスに合致しただけと考えられるからだ。

迷惑メール送信者は、さまざまな方法で大量のメールアドレスを入手する。業者から購入することが多いが、自分で集めることもある。その方法の一つが、手当たり次第にメールを送ってみること。

迷惑メール送信者は、メールアドレスを次々と作成し、そのアドレス宛てに手当たり次第に送信する(図5)。エラーメールが届かない場合には、そのアドレスは有効だと判断し、以降、メールを送り続ける。

有効なアドレスは「名簿」に登録されて、業者に販売されることもある。そうなると、ほかの迷惑メール送信者も送り始めるので、あるときを境に、送られてくるメールの量が急増する可能性がある。

■事例6:「自分が送信した」という迷惑メールが届く

図6 「ヘッダー」情報と「エンベロープ」情報の違い。ヘッダー情報は、メールソフトに表示される送信者や宛先などの情報。メールサーバーはエンベロープ情報のみを参照する

送信者欄に自分のメールアドレスが書かれた迷惑メールを受け取った経験のあるユーザーは少なくないはず。不思議に思うだけではなく、「自分のパソコンがウイルスに感染していて、迷惑メールを送信しているのでは?」といった疑念も湧いてくる。

その可能性はゼロではないが、非常に小さい。実際には、メールソフトに表示されている送信者名などが詐称されているだけだ。

メールソフトに表示される送信者名(From)や宛先(To)などの情報は「ヘッダー情報」と呼ばれる。メールの本文と同じように、ユーザーが自由に記述できる情報で、メールの送信には使われない(図6)。

このため、ヘッダー情報はいくらでも詐称できる。通常は、メールソフトが正しい情報を自動的に入力するので、ヘッダー情報を信用しがちだが、過信してはいけないのだ。

メールの送信に使われる情報は別にあり、「エンベロープ情報」と呼ばれる。エンベロープとは、英語で封筒を意味する。エンベロープには、宛先アドレスとなるTo(エンベロープTo)と、送信者アドレスとなるFrom(エンベロープFrom)がある。

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