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働き方・学び方
集まれ!ほっとエイジ

2012/9/28

集まれ!ほっとエイジ

年金受給以降の起業はローリスク・ローリターン

――すごいですね。

西山 サラリーマンをやっていて起業のノウハウがない方にとっては新規分野で独立というのがリスクが一番高いですね。でも、ずっと思っていた夢みたいなものを実現したいという人がいるんです。そういう場合は仕方がないと思うんです。人生かけてやりたいというのであれば、やむを得ない。

前職活用型の自営は比較的やりやすいです。事務機器メーカーで部長職だった人がいます。その方は50代で役職定年になりました。

支店長から一気に平社員になり、1年間荒れたそうですが、そこから、「俺と同じように悩む人はこれからもいっぱい出てくる」と、コーチングの必要性を社長に提案したそうです。プロジェクトチームができて、そのリーダーになった。

定年後も、その人が一番専門性が高いので引き続き発注があったそうです。他社からも研修依頼がきて、彼は、60代半ばで飛び回っています。

――定年退職者が仕事を続ける場合、これまでいた会社に恩返しするか、社会貢献するか、好きなことをやるか、といった選択になるようですね。

西山 若いときの独立自営ならば生活費を稼がなければなりませんから、リスクが高くなりますが、年金をもらって以降の独立自営というのは収入はそんなになくてもいいわけです。だから投資も少なくてよく、ローリスク・ローリターンの起業モデルなんです。

やっている人の中には収入が少ない人もいました。毎日のように働いて年間100万円しかもらっていないという。これはペイしないと思ったのですが、今度提案しようという企画書をみんなでわいわい言って作っていること、そのものが生き甲斐なんですね。収入や成果だけではなくて、動いていること、仕事を作る活動そのものが満足感を与えるということがわかりました。これは新しい発見でした。

(ラジオNIKKEIプロデューサー 相川浩之)

[ラジオNIKKEI「集まれ!ほっとエイジ」7月30日、8月6日放送の番組を基に再構成]

「集まれ!ほっとエイジ」(ベネッセスタイルケア、野村證券提供)は、変化を恐れない果敢なシニアたち=ほっとエイジが、超高齢社会をどう生き抜くか、を考えるラジオnikkeiの番組(http://www.radionikkei.jp/hot-age/)。月曜日が、ライフワークに生涯を捧げることを提案する「目指せ!生涯現役」。火曜日が、学校では教えてくれない親の介護、マネープラン、人生90年時代の人生設計を学べる「シニア予備校」。水曜日が、介護サービスを検証するとともに、どんなシニア向けビジネスに可能性があるのかを探る「シニアビジネス研究所」。木曜日が、どうすれば幸せな長寿社会を生きられるかを考える「理想の長寿社会を語ろう」。バックナンバーはネットで聴くことができます。キャスターは相川浩之、町亞聖(月~水)、大宮杜喜子(木)。
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