8万円の高性能ミキサー 価格に見合う価値あるか

なんと8万円…。これまで5000円程度が売れ筋だったミキサー市場で、「超高価格製品」がクチコミで人気を広げている。ここまで高価格ではないが、1万円以上の製品も複数登場している。ミキサー市場で何が起きているのか。そして高性能なミキサーには、価格に見合う価値があるのか。実力を検証した。

これまで“無風”が続いていたミキサー市場に異変が起きている。ほぼ横ばいが続いてきた出荷台数が、2012年に入ってから伸びているのだ。「上半期のミキサー出荷台数は前年度比2割増で、その勢いが続いている」(パナソニック)という。さらに、従来の売れ筋は5000円程度だったが、1万円を超える製品に人気が集まっている。

原動力は「スムージーブーム」だ。スムージーとは、果物や野菜をミキサーにかけて作るジュースの一種。繊維質をそのまま摂取できるので健康に良いとされ、女性を中心に人気が高まっている。この結果、性能に優れる高価格帯のミキサーの需要が急増した。

量販店では1万円台が売れ行き好調

筆頭格が、米国製の「バイタミックス TNC5200」(バイタミックス)。実勢価格が7万9800円と高く、大手量販店では扱っていないがクチコミで人気が広がった。

量販店では、実勢価格が1万4800円の「ファイバーミキサー MX-X108」(パナソニック)や、「スマート パワーブレンダー SPB-600J」(クイジナートサンエイ)の売れ行きが好調だという。

それでは、この3台の実力を比べるとどうなのか(図1)。バイタミックスのTNC5200は、本当に価格に見合う実力があるのだろうか。

図1 今回実力を検証した高性能ミキサー
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