2011/11/27

日経ヘルス&メディカル

いかり肩、なで肩の両方の人が伸ばすべきなのが肩甲挙筋。肩甲挙筋のストレッチ「見返り美人のポーズ」では、右の肩甲挙筋を伸ばすために、頭を左に倒し、鼻を左肩にしっかり近づけます。動きにつられて右肩が上がろうとするので、左手で固定しながら、右手指先が斜め後ろの床に潜りこむイメージで伸ばします。これによって、肩甲挙筋から指先までが、ぐーっと伸ばされる。

右肩が上がらないよう左手で支えながら、顔を左に向け、鼻を左肩にしっかり近づける。右手の指先は床方向に伸ばす。この状態で30秒ストレッチ、10秒休む。これを合計3セット行う。反対側でも同様に行う
イスに座り、頭を左側に倒しながら耳を肩に近づけ、さらに耳を肩より前に出す。このとき右肩が上がらないよう、左手で右肩を押さえる。右手の指先は斜め後ろ方向の床に向かって伸ばす。この状態で30秒ストレッチし、10秒休む。これを合計3セット行う。反対側でも同様に行う

いかり肩の人は、肩甲挙筋に加えて僧帽筋上部線維のストレッチが必要。「なんだったかなのポーズ」で右の僧帽筋を伸ばすには、頭を左に倒して、耳が肩よりも前に出るように動かします。やはり、右肩は上がらないよう、しっかり固定します。

私のように筋肉の動きをマニアックに追求している人間は、それぞれの動きで、僧帽筋や肩甲挙筋が個別に伸ばされるのをありありと感じますが、読者のみなさんはそこまで感じなくても大丈夫です(笑)。最低30秒はかけて、じっくりと伸ばすことを意識しましょう。

ストレッチの次は、弱っている筋肉に力を与えるエクササイズを行います。いかり肩の人は、肩を下方向にひきつける僧帽筋下部線維が引き伸ばされて力を失っているから、肩がいかってしまっている。だから、この筋肉をきちんと働く状態にしてやれば、肩関節にかかる力のバランスがとれて、肩がいからなくなります。いからせがちな肩が下がることで、僧帽筋上部線維や肩甲挙筋が凝るのを防ぐこともできるというわけです。

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