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社内いじめ、まずは3カ月だけガマンして 昭和女子大学特命教授 福沢恵子

2012/7/25

 いじめは、自分に落ち度がなくても巻き込まれることが多いものです。前回は社内いじめの予防法を紹介しましたが、今回は実際に社内いじめが始まってしまった場合の対処法を考えます。

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【事例】 パワハラに悩む正社員Aさんの場合
 大手企業の正社員Aさん(事務職)は、部長からのいじめを経験しました。指示された仕事をこなすと、「勝手にやった!」と怒鳴られたり、理不尽な扱いばかり。
 人事異動で部署が変わったあとも、前の部長が「Aさんは使えない」というウソの情報を異動先の部長に引き継いだため、状況が改善せず、Aさんは参っています。
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 理不尽ないじめに耐え、冷静に対応しているAさんは、部長の「使えない」というレッテルとは真逆の「デキる」社員のように思えますが、理不尽な思いをさせられているわけですね。このような場合、どうすればいいのでしょうか?

 パワハラは、不当な扱いをなかなか告発できず、悔しい思いが強いもの。でも、感情にまかせて「辛かった」「酷かった」と言っても何も始まりません。ここで大切なのは、しかるべき相手に冷静に事実を知らせ、「自分はどうしたいか」を伝えること。感情を吐き出せばその時はすっきりするかもしれませんが、あとあと信用を失ったり、「面倒な奴」と疎まれかねません。

 Aさんの場合はまず、新しい部長に「どのようにお聞きおよびかわかりませんが、実態はこうでした」と説明はしっかりした上で、しばらく様子を見るのがよさそうです。今まで言えなかったことを話すとなるとついつい感情が高ぶりがちですから、要点をメモし、簡潔に分かりやすく説明することが重要です。できれば事前にリハーサルもしておきましょう。これだけでずいぶん違います。

いじめの相談窓口を知っておく

 いじめを誰かに相談したくても、行動を起こすのには勇気がいります。人事部や上司に訴えることで「かえって居づらくなったら……」という不安があったり、「これって本当にいじめ?」と、確信がもてないこともあったり。

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