2014/4/11

小学校に上がるまで子どもの健康管理をしてくれる

病院から帰宅した後も、子どもが小学校に上がるまで、自分の住んでいる自治体の子どもケアセンターが、子どもの心身の健康管理のサポートをしてくれます。

1週間後には、看護婦さんが家庭を訪問し、BVC(子どもケアセンター)についての情報やいろいろ具体的な赤ちゃんの世話のアドバイスをしてくれます。また、いつでも質問があればBVCに電話をして相談をすることができ、小児科の医師に会うこともできます。

5歳になるまでの間、定期的に子どもの心身の成長の診断がされますので、子どもの病気や問題が早めに発見できるようになっています。このシステムのおかげで、スウェーデンのお母さんたちは、安心をして子どもを育てることができると満足をしています。

父親は10日間の育児休業

日本では、母と子どもが産後、実家でしばらく休養する習慣がありますが、スウェーデンでは、そのようなことはありません。祖母として少し残念に思いました。

一般的な育児休業とは別に、産後の10日間、父親が赤ちゃんと過ごし、兄弟がいれば兄弟の世話をすることができるように休業が取れます。育児休業と同様、社会保険から給料の80%を受け取れます。子ども1人について10日間なので、例えば双子の場合は20日間休めます。また、半日休みにして20日間にして休むようにすることもできます。

このようなシステムがあるので、娘の1人目の子どもの時は、私が手伝う必要が全くありませんでした。これはこれで素晴らしいシステムだと思います。

しかし、今回、娘の出産が予定より3週間早く、引っ越し先の新居の都合もあったので、1週間、親子全員が我が家に滞在しました。祖母の私としては、日本の習慣をスウェーデンで体験できたと、大変でしたがとても満足しました。

高見幸子
 1974年よりスウェーデン在住。15年間、ストックホルムの基礎学校と高校で日本語教師を務める。1995年から、スウェーデンへの環境視察のコーデイネートや執筆活動等を通じてスウェーデンの環境保護などを日本に紹介。2000年から国際NGOナチュラルステップジャパンの代表。現在、顧問として企業、自治体の環境ファシリテーターとして活動中。共訳『スウェーデンは放射能汚染からどう社会を守っているのか』(合同出版)など。

[ecomomサイト2012年2月28日付記事に加筆修正し再構成]

[参考] 家族と自然にやさしい暮らしがテーマの季刊誌『ecomom(エコマム)』。2014年春号では、「『食』からはじまる家族の健康」「イマドキの小学校の英語どうなっているの?」「震災を忘れない――。今からでもできること」などを特集。公式サイト(http://business.nikkeibp.co.jp/ecomom/)で登録すると、無料で雑誌が届く。