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寂しい、大変? 初めての「ひとり暮らし」を楽しむ術 「おひとり力」養成講座 

2014/5/10

日経ウーマンオンライン

いまや、アラフォー年齢でも“3~4人に1人”が独身「おひとりさま」の時代(2010年総務省「国勢調査」)。おひとりさまとして、どう生きるべきか? 不安や悩みを持つ人もいるはずです。マーケティングライターの牛窪恵さんが、ひとりの場面でも安心して生きられる力、「おひとり力」の向上について、様々なテーマを紹介・分析します。今回のテーマは「親との同居」。親と同居はラクだけれど、このままでいいのか…と思っている方、ひとり暮らしを楽しむ術を考えてみましょう。

「親と同居の子って、結婚しにくいんだよね~」そんな声を聞いたことはありませんか? 私は、ある住宅メーカーと家族研究をおこなった際、「本当にそうなのか?」を検証しました。

確かに親と同居だと、ひとり暮らしほど彼氏を家に呼びにくい。家事全般を親任せにしている場合、「いまがラク」と感じる女子が多いのも事実です(私もそうでした)。ところが、ひとり暮らしは、ある日突然やってくる……。

以前に取材したA子さん(30代前半)は、いきなりこう訴えました。

「大阪に転勤が決まって、初のひとり暮らし。まったく経験がないし、なにより、ひとりが不安なんです」

A子さんは、生まれて30数年間ずっと、両親と姉との4人暮らし。商社で海外とのやりとりもある仕事柄、夜は毎日帰りが遅い。夕食は、「月に1度作ればいいほうかな」とのこと。掃除も、日中に母親がやってくれる、と言います。

「母は元来、掃除好き。嬉々としてやってくれるのに『いいよ』とは言いづらい。掃除機なんて、もう2年ぐらい触ってないかも」

そんななか、ある日突然、大阪でひとり暮らしが決まった。

家事全般はもちろん、家具も家電もひとりで選んだことがない、A子さん。しかも慣れない土地で、朝も晩もひとりで寝起きすることに。精神的に「どうしよう」と、パニック状態になったそうです。

一方、新潟県出身のB子さん(20代後半)は、親と離れて住んでもう5年。ただ、4年半以上は彼氏と同棲していて、「ひとり暮らしはほとんど経験していない」とのこと。

「でもカレと別れて、ひとりポツンと残された。寂しいし、ご飯を作っても張り合いがない。実家(新潟)に帰りたくなっちゃって、仕事もいま、どうしようかって悩んでます」

実はある調査によると、「ホームシック」にかかったことがある女子は、ひとり暮らしの2人に1人以上もいます(52.2%)(13年 オウチーノ調べ)。

現在、結婚まで親と同居する未婚女性は、30代の7割強、20代の8割強と言われるので、“同居組”はすでに多数派です(国立社会保障・人口問題研究所調べ)。でも転勤や転職、同棲解消などで、ある日突然、ひとり暮らしを強いられることもある。

では、もし明日から突然、ひとり暮らしすることになったら……。そのとき、どんな「おひとり力」があれば、安心なのでしょう?

ひとり暮らしアドバイザーの河野真希さんは、こう言います。

「今は誰かと暮らしていても、いつひとり暮らしになるか分からない。まずは、『自分に合った暮らし方』をイメージすることから、始めてみては?」

日経ウーマンオンラインが行った調査でも、「欲しいと思う『おひとり力』は?」に、「ひとり暮らし」の回答が、3人に1人を超えました(33.5%)[注]。

私も独身時代、2年間ほどひとり暮らしを体験。そのとき感じたのは、親(おもに母親)のありがたみと、まさに河野さんが言う、「事前にひとり暮らしをイメージしておけばよかった」との後悔です。

[注]アンケート調査は、日経ウーマンオンラインが2013年3~4月に実施。約500人の女性から回答を得た。

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