金曜夜は美術館でディナーを 鑑賞後、優雅に味わう

上野の東京都美術館、六本木の国立新美術館は、平成の東京新名所と言っていいだろう。今や上野と六本木は、アート巡りに格好の地となった。東京都美術館は、2012年4月の改装時に飲食店もランクアップ。ここでは東京の東と西の中心的存在である2館の魅力を、レストランを中心に紹介しよう。

~東京都美術館 リッチ、カジュアルと両極のレストラン・カフェが3店舗~

写真右から/レストラン「IVORY」(1階)、「MUSEUM TERRACE」(2階)、カフェ「Mcafe」(1階)。採光豊かな「MUSEUM TERRACE」は、高級感漂う「IVORY」とは対照的な雰囲気。ハンバーグやメンチカツなどの洋食が気軽に味わえる(この記事の写真 後藤麻由香)

多くの人に開かれた美術館を目指す東京都美術館は、リニューアル時に飲食店もランクアップ。レストラン2つ、カフェ1つの計3店舗を併設した。

とりわけ目を引くのは、レストラン「IVORY」だ。名物のローストビーフをオーダーすると、シェフが客の目の前で切り分けてくれる。このサービスをはじめ「美術館に併設された」ほかのレストランとは一線を画し、店内は一軒家の高級レストランを彷彿させる“瀟洒な邸宅”風の造り。特別な展覧会を見た後、余韻に浸るのにふさわしい。通常は17時30分までの営業だが、金曜日(特別展の期間)に限っては、ディナータイムを過ごすこともできる。メニュー、料金ともランチと同じゆえ、お得感もある。2500円と3800円の2つのコースがあり、洋食ベースの料理はシンプルながら深い味わい。特別展の間は、シェフが展覧会をイメージして組み立てるスペシャルコースも登場する。

【IVORY】 コースが2500円から,金曜夜はお得感あり

ワゴンで提供されるローストビーフは1日に7kgの塊2本が焼かれる人気メニュー。シェフが切り分けてくれる。いいあんばいに焼かれた肉はかむほどにその味わいが口に広がる。付け合わせのポテトも脇役ながら印象に残るおいしさ。

Data

白とベージュで統一された店内。窓の外には上野公園の景色が広がる。
東京都美術館 交流棟1階
TEL/03-5809-0940
営業/11時~17時30分、特別展開催中の金曜は~20時
休日/第1、第3月曜(祝日の場合翌日)
席数/80