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東急も参戦? 「蒲蒲線」で変わる羽田空港アクセス事情

2012/8/25

東急多摩川線・池上線のターミナル、蒲田駅を望む。右側2本の線路が多摩川線、左側2本が池上線で、両線を行き来できる渡り線も備える(写真:大野 雅人)

2012年7月、都心の私鉄網に関するニュースが2つ流れた。17日、京急電鉄が京急蒲田駅付近の全線高架供用が10月21日と発表。その1週間後の24日、東急電鉄と東京メトロなどが東横線と副都心線の相互直通運転開始が2013年3月16日と発表した。

この2つのニュースの直後の8月、大田区が平成24年版の「新空港線『蒲蒲線』整備調査のとりまとめ」を公表した。新空港線「蒲蒲線」とは、東急多摩川線と京急空港線を直結させるために、JR・東急の蒲田駅と京急蒲田駅の間、約800mを地下ルートで結ぶ新線を整備する構想。新空港線「蒲蒲線」というネーミングは同区の発案によるものだ。

新空港線「蒲蒲線」構想の想定ルート図(資料:大田区)
新空港線「蒲蒲線」構想の整備計画概要(資料:大田区)

JR・東急の蒲田駅と京急蒲田駅の間は、約800m(徒歩約10分)を隔てて分断されている。新空港線「蒲蒲線」構想は、写真の道路に沿うように地下を走り、奥に見える京急蒲田駅に接続することを想定している(写真:大野 雅人)

同資料によると、新空港線「蒲蒲線」は、東急多摩川線の矢口渡駅と蒲田駅の間で分岐し、東急多摩川線と京急空港線の線路に沿うように単線で地下を走り、京急空港線の糀谷駅と大鳥居駅の間の地上で合流する。新線には、東急の蒲田駅直下に「東急蒲田地下駅」、京急蒲田駅付近の地下に「南蒲田駅」を設置する計画になっている。整備の延長は3.1kmだ。

本来なら、東急多摩川線と京急空港線の相互直通運転を期待したいが、実現にはハードルが立ちはだかる。特にゲージ(軌間)の問題が大きい。ゲージとは、2本のレール間の距離のことで、京急線は新幹線と同様に標準軌と呼ばれる1435mm、東急線はJR山手線などと同じく狭軌と呼ばれる1067mm。つまり、東急多摩川線と京急空港線の線路の幅が違うので、相互直通は容易ではない。これを踏まえて、上図のように「東急蒲田地下駅」で、同一ホームで乗り換える計画としている。

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