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自動車でタイムスリップ 鬼平犯科帳PAは超リアル

2014/2/8

東日本高速道路(NEXCO東日本)は2013年12月19日、東北自動車道の羽生パーキングエリア(PA)上り線に、池波正太郎の時代小説「鬼平犯科帳」の世界観を演出した「鬼平江戸処」をオープンした。鬼平こと長谷川平蔵が生まれた1745年から江戸の町人文化が隆盛を極めた文化・文政年間の1829年までにスポットを当て、専門家の考証を重ねて江戸の空気感あふれる空間を実現したという。

入り口は日光街道・奥州街道から江戸への入り口とされてきた「栗橋関所」をイメージ。「関所を通ることで、江戸時代にトリップしてもらいたい」とのこと。高齢者、障がい者用の駐車場にもなっている。奥に見える建物はトイレ

■「星の王子さまPA」に続く、テーマ型PA第2弾

鬼平江戸処は同社が展開する「テーマ型エリア」の第2弾(第1弾は2010年6月に関越自動車道・寄居PAにオープンした「星の王子さまPA」)で、事業費は約10億円。年間利用者数300万人を見込んでいる。

「羽生PAのそばにある栗橋には江戸時代、栗橋関所があり、江戸の入り口の役割を果たしていた。東北自動車道における羽生PAもいわば、東京への入り口。鬼平江戸処で江戸時代にトリップし、リフレッシュして目的地まで楽しくドライブしていただきたい」(NEXCO東日本 事業開発本部エリア事業部長の前川潤氏)

同施設内には、フードコートと売店を合わせて9つの店舗がある。目玉は「鬼平犯科帳」ファン憧れの軍鶏料理屋「五鉄」(モデルといわれる名店「玉ひで」の提供)だ。ほかにも、池波正太郎氏が愛した名店「神田まつや」「日本橋たいめいけん」が監修した飲食店や、文化2年(1805年)創業のくず餅の老舗「船橋屋」がPA初出店。創業以来初となる限定メニューを提供するなど注目の飲食店が多く、PAとはいえ決して侮れないレベルの高さだ。

館内に通じる歩道は江戸の繁栄の象徴ともいえる日本橋大通りをイメージしている。「新横浜ラーメン博物館」を手がけた空間プロデューサー・相羽高徳氏がディレクション
華やかな日本橋の突き当たりには、住民が町を守るために置かれていた「番屋」と呼ばれる詰所と木戸が出現。華やかな日本橋から、庶民的な下町ゾーンに導くための演出だ
江戸の町娘……スタッフの装いも本格的で、気分が盛り上がる

エリア内は、関所(入り口)から入って華やかな日本大通り(歩道)を抜け、鬼平が闊歩(かっぽ)した下町(フードコート)に入り、江戸一番のにぎわい処の両国広小路(ショッピングゾーン)に至る。江戸の魅力をまんべんなく味わえるように、街がレイアウトされているわけだ。

江戸一番のにぎわい処である両国広小路をイメージしたショッピングゾーン「みやげ処屋台連」。歌川国郷が描いた浮世絵「東都名所両国繁栄川開之図」の世界観を表現している
平蔵が闊歩した下町(本所深川界隈)をイメージしたフードコート。作品の中に登場する美味が次々に登場し、ファンにはたまらないだろう

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