【Case4 サイドスリップ座り+猫背座り】
いすを正しく調節して脚組みを防止、左右にゆがみがちな姿勢を改善

(所属、年齢は取材時のもの)
日本能率協会マネジメントセンター 木村真紀さん(40歳)のケース
 人事部・主査。ノートパソコンを使用し、文書作成とメールが主。1日で8時間以上パソコンに向かう。悩みの不調は、肩&首こり、目の疲れ、頭痛。1~2カ月に1回のペースで、マッサージに「かけ込む」という。
パソコン作業 平均1日8時間。
お悩み 慢性の肩こり、目の疲れ、頭痛。

セキュリティー上の理由で会議室にデスクを再現してくれた木村さん。仲野さんは「余計な物も配置の無駄もない。仕事ぶりも無駄なくテキパキしているでしょう」。そんな木村さんの最初の改造ポイントは、いす。「左脚を上にして脚を組むのが癖のようですが、その一因はいすの低さ。ひじかけも低いので、ひじが直角になる高さに調節を。上体の重心が左右一方に片寄るのも防げます」(仲野さん)。続けて、パソコンの高さ調節。改造後のデスクに座った木村さんは「視界が一変して、新鮮!」。姿勢も正しいほうが彼女らしくて、より素敵!

仲野さんのアドバイス
 木村さんのように脚を組む癖がある人の中には、いすに浅く座ることが原因になっている場合もあるので、深く腰かけるように。そうすることで、骨盤が立ち、お腹の中心(丹田)を意識した正しい姿勢を保ちやすくなります。

この人たちに聞きました

仲野孝明さん
 仲野整體(体)東京青山院長。柔道整復師。大正15年創業の仲野整體の4代目。カイロプラティック、鍼灸、療術などの長所を融合した施術を行う。“姿勢から日本を変える姿勢治療家”として多くの企業でセミナーを開催、姿勢指導にあたる。
外山みどりさん
 労働安全衛生総合研究所人間工学・リスク管理研究グループ上席研究員。医学博士。「パソコン利用のアクション・チェックポイント」(旧産業医学総合研究所)作成メンバーの一人。「デスクトップ型のパソコンには、人間工学的な知見が詰まっています。ノート型は、なるべく短時間の使用に留めて」
木津直昭さん
 KIZUカイロプラクティックグループ代表院長 http://www.kizuchiro.com オーストラリア公立マードック大学卒(カイロプラクティック健康科学士、グラストンテクニック認定プロバイダー)1992年に東京日本橋で開業。マウスの使用が身体を歪ませるという「マウス症候群」を提唱。三越前と二子玉川に分院を構える。WEB新聞「週間カイロプラクティックニュース」http://www.chiro-news.com/を主宰する。テレビ、雑誌、新聞など各メディアで活躍。

(日経ヘルス 西山裕子、羽田光、ライター 茅島奈緒深、モデル 廣野理恵)

[日経ヘルス2011年12月号の記事を基に再構成]

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