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「合わない」相手と付き合う理由 30代女子リアル婚活物語(2)

2013/5/16

婚活をした女性たちが、婚活を通じて、幸せになったかどうか。何を得て、何を失ったのか――。『婚活難民』(光文社)の著者・にらさわあきこ氏が取材した30代女子のリアルな婚活事情を取り上げる本コラム。紹介サイト編に登場するのは、都内でひとり暮らし中の山下聡美さん(仮名)だ。

聡美さんは、切れ長の瞳と卵形の輪郭を持つ、いかにも現代風の美人だ。美人というより、正確にいうと流行の「大人女子」というイメージ。存在自体が華やかで、とても元気がいいのである。

「私、今、3つの婚活サイトに登録しているんです。大手1つと中堅2つ。しかも大手は一度止めていたのを、昨日再開したところなんです」

(イラスト:島内美和子)

あら、タイムリーですね、というと、「この日のために入ったみたいですね」といってまた、大きく笑った。

私たちは、聡美さんが行きつけだという駅そばの雰囲気のあるカフェに入った。

おなかが空いているという彼女は、チーズトーストとコーヒーを、私は聡美さんに薦められたアイスティーを注文した。

改めて挨拶を済ませると、私は仕切り直して聞いた。

「そもそも、聡美さんはどうして婚活を始めたんですか?」

「そうですね。私には、1歳違いの弟がいるんですが、彼が30歳のときに結婚を決めたんです。それで母から、『あんたはどうなの?』といわれるようになりまして、『そうだ、結婚しなきゃ』って思うようになったんです」

そうなると、ひとりで過ごす休日が、急に寂しく思えてきた。

「20代のころは仕事も忙しかったので、休日は寝てるか、働いているか、考えなくても誰かに誘われて、いつも何かをしてました。でも、今はそれじゃダメで、前もって計画を立てておかないと、休日をもてあましてしまうんです。30歳を越えてから休日をひとりで過ごすのって、ほんと、寂しいものですよ」

ここで、注文の品が運ばれてきたので、彼女は急に小声になって、「聞かれちゃいましたかねえ?」と、はにかんだ。

チーズトーストには、きれいな野菜サラダが添えられていて、美しく盛りつけられていた。薦められたアイスティーは、ていねいに淹れられた紅茶特有の濃厚さがあって、とても味わい深かった。

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