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紹介サイトで婚活デビュー 30代女子リアル婚活物語(1)

2013/5/10

婚活という言葉が日常的に使われるようになってずいぶん長くなりました。しかし、実際に何をするものなのか、そして婚活をしている人たちが、日々、何を考えて、何を感じているのかを知る機会はなかなかありません。婚活とは自分自身を、見知らぬ誰かに判断されるもの。大きな勇気やモチベーションが必要です。婚活をした女性たちが、婚活を通じて、幸せになったかどうか。何を得て、何を失ったのか――。『婚活難民』の著者にらさわあきこ氏がレポートします。

「性別―女、31歳、首都圏でひとり暮らし。身長、160センチ、中肉中背(太っていない)。年収、400万円。相手に求める条件……は身長、165センチ以上(できれば)、大卒以上(これはマスト)、年収―は私が400万円だから500万円、いやもう少し、500万円以上にしておくか(できれば)」

日曜日の朝早くから、31歳の山下聡美さん(仮名)は、自宅でノートパソコンに向かっていた。結婚相手を紹介してくれる大手プロバイダーのサービスに登録するためである。

(イラスト:島内美和子)

自分の情報や相手に求める条件などを聞かれるままに答えていくと、画面がどんどん埋められてゆく。

「趣味は―えっと、映画や絵画を見ること……いやいや、インドアの趣味だけにしておくと、アウトドア派が見ないかもだから、マラソンと散歩も入れといて。休日の過ごし方―、そうだな、映画やマラソン、美術館めぐり。で、最後、相手へのメッセージ―うーん……」

ここで聡美さんは手を止めて、初めて少し考え込んだ。

できるだけ早く、最高の男性と知り合って、結婚してしまいたい。そのためには大勢の男性に受けのいい、人気を得られる文章を書きたい。

(結婚したい男性向けのメッセージねえ、うーん……)

10分ほど画面とにらめっこした後で、聡美さんは書き始めた。

「私は都内の出版社で、営業の仕事をしています。本が好きなので、将来、子供ができたときには、絵本の読み聞かせをしてあげたいです」

(まだ、何か足りないような……)

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