2012/12/4

ダイレクトメッセージ

確かに、いずれはこういう技術が実用化されるのかもしれませんね。米グーグルもドライバーがハンドルを握らなくても目的地に運んでくれる自動運転技術をトヨタの「プリウス」を使って実験しているのを見たこともあります。

しかし、たとえ完全な自動運転が可能になったとしても、ドライバーは運転の技量と判断力を問われつづけると思います。どんな優れた技術でも、クルマが古くなれば故障が起きることもあるでしょう。そんな万が一の時に、頼りになるのは、ドライバー自身です。

故障の確率がゼロにならない以上、クルマはドライバーが主体的に運転し、エレクトロニクスやITが安全面からサポートする、という姿がまだまだ続くんじゃないでしょうか。

自由に移動できるクルマの恩恵と、ドライバーが責任を引き受けるという姿勢は表裏一体だと思うのです。それが、クルマを運転する楽しさにもつながるんじゃないかな。

運転の技量や判断力を磨くだけでなく、自分を運んでくれるクルマという機械の理解を深めることも大事だと思います。どれくらいのスピードでコーナーを回ると、横滑りが始まるのか。どれくらいの急ブレーキでタイヤは滑るのか――。自分の運転の技量と、クルマの「限界」の両方を知っておくことは重要だし、安全運転にきっと役立ちます。

連載2回目の記事に対して、愛知県の「i104」さん(50代男性)からこんなコメントをいただきました。

○私が免許を取って初めての高速、中古のカローラにバイアスタイヤ、時速100kmでおしりがふらつき不安でした。昨今、車の性能(タイヤを含む)はかなり向上しています。

僕も以前、ミニバンを借りてドイツのアウトバーンを走ったことがありますが、いわゆる「ファミリーカー」で200キロを出すのはさすがに少し怖かったです。

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