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ダイレクトメッセージ

クルマ「家電化」の善し悪しレーシングドライバー 中嶋一貴

2012/12/4

ダイレクトメッセージ

最近のクルマ、安全運転を支援するための様々な技術が登場していますね。例えば、ドライバーがよそ見していても、前方に歩行者などが迫ると勝手にブレーキをかけてくれるシステムも市販車にどんどん搭載されています。ハンドルまで自動で動かして、回避行動を取ってくれるような技術も出てきました。まるで賢くて便利な家電のようです。こうした技術のけん引役は日本の自動車メーカーなんです。

僕はこうした技術が出てくるのは良いことだと思っています。しかし、家電のように便利で手軽になったクルマに頼り過ぎるのは危険だと思います。なぜなら、1トンほどもある重い物体を高速で運転するという行為には、ドライバーの気構えが必要だからです。家電を操作することとはわけが違うのです。

当たり前のことをいちいち言うなと言われるかもしれませんが、最近のクルマの「家電化」の勢いをみていると、ドライバーが運転しているという実感が希薄になりはしないかと心配になるのです。

クルマはまず、室内空間の家電化が進みました。クルマは「走ってこそなんぼ」と考える僕は個人的にあまり興味がありませんが、渋滞でクルマが止まっていても液晶テレビでテレビ番組やDVDも楽しめる機能も普及しています。そして今や、エレクトロニクスやITの技術がクルマの操縦そのものも変えようとしているわけです。

日進月歩のクルマの最新技術について、日本経済新聞のフェイスブックにはこんなコメントが読者から寄せられました。

○アダプティブクルーズコントロール以上のオートメーション化が標準になると運転の楽しさはなくなりますが、安全に目的地までいけそうです。そこまで行くと近未来SF映画の世界ですかね。

○すべての車両、すべての人にGPSを付け、都市全体でトータル管理をする。位置情報だけでなく、スピード情報も含めた管理と、工事中などの情報を含めた地図情報ともリンクする。

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