映画市場急拡大 チャイナマネーにすり寄るハリウッド日経エンタテインメント!

日本を抜いて世界2位の映画市場となった中国。ハリウッドではアクション大作を中国と共同製作したり、中国人俳優を起用して中国市場での売り上げアップを狙う動きが増加。チャイナマネーがハリウッド映画を飲み込もうとしている。
2013年の夏に中国の武漢市の映画館にできた行列

2012年、中国の映画市場は27億ドルを記録し、日本を抜いて世界で2位にランクアップした。中国では著しい経済発展にともないシネコンが急増し、富裕層や中間層が大勢映画館に足を運んでいる。2008年には6億3000万ドルだったマーケットが、12年には27億ドルと過去5年間で4倍以上に拡大。今なお映画市場は右肩上がりで成長しており、今後もこの勢いは続きそうだ(変わるポイント1、2)。

『アイアンマン3』のプロモーションで北京を訪れたロバート・ダウニー Jr.

活気づく映画市場が生み出すチャイナマネーが、ハリウッドに流入する動きも相次いでいる。ドリームワークス・アニメーションは中国企業3社と合弁で、製作会社オリエンタル・ドリームワークスを12年に上海に設立。CGアニメ『カンフー・パンダ3』の製作を進めているほか、中国語の実写映画も企画開発中だ。

ウォルト・ディズニーは『アイアンマン3』を中国のDMGエンタテインメントと共同製作。パラマウントは14年公開の『トランスフォーマー ロストエイジ』を中国企業2社と共同製作する(いずれも出資額は未発表)。ジェームズ・キャメロン監督は『アバター』の続編を中国との共同製作を模索していると伝えられる。

また、昨年中国の複合企業ダリアン・ワンダ・グループは米シネコンチェーン2位のAMCエンタテインメントを買収した。

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