肩と胸と腰の凝りをほぐす「スパイナルツイストのポーズ」

ひざを交差させて下半身をねじり、腕を逆方向に伸ばすポーズによって、肩まわりや胸の凝りを芯からほぐす。体幹をねじりながら倒すため、腰からお尻もしっかり伸びる。深呼吸を繰り返しながら胸の広がりを感じ取ろう。「一日の疲れが癒やされ、気持ちも前向きになっていくポーズ」

写真5 肩と胸と腰の凝りをほぐす「スパイナルツイストのポーズ」

あおむけに寝てひざを立てる。左太ももの上に右太ももをかけて、両ひざを抱えて胸に引き寄せる。右腕を肩の高さにそろえて右側に伸ばし、息を吐きながら組んだ両脚を左側に倒していく。次に、左手を重しのように脚にのせ、ひざを床につけるように押さえる。息を吐くたびに体にねじりを加え、右肩を床に沈めるように意識する。脚を組み替えて、反対側でも同様に(写真5)。

およそ30種類のポーズをとり、体の深層までほぐすのが「陰ヨガ」
 「陰ヨガ(Yin Yoga)」とは、米国人のポール・グリリー氏らによって生み出された現代生まれのヨガ。一つのポーズを長く続けるのが特徴。東洋医学の経絡や、解剖学などの要素を取り入れ、あおむけやうつぶせ、座り姿勢など低い位置で行う約30のポーズで構成される。一般的なヨガは「陽ヨガ」に当たり体の表面にある皮膚や筋肉を刺激するのに対して、「陰ヨガ」ではさらに深部の骨と関節をつなぐ結合組織に働きかける。「ダイナミックなポーズを行うヨガの合間に陰ヨガを取り入れると、心身の陰陽バランスが整うとされ、ケガの予防にも役立つと考えられています」(宮下さん)

この人に聞きました

GORI宮下さん
 ヨガインストラクター。整体、気功、太極拳など、東洋の身体法を学ぶ中でヨガに出合い、指導者となる。現在、綿本ヨーガスタジオを中心に、陰ヨガ、パワーヨガなどの指導を行う。「体と心はつながっている。気持ちのいい呼吸を意識すると心が静まり、凝りの原因となる緊張もほぐせる」。監修DVD『骨盤ヨガ・ダイエット』(日本コロムビア)

(ライター 柳本操)

[日経ヘルス2013年9月号の記事を基に再構成]