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ユーザーの3割超が低評価 Win7と大きな違い Win 8の不満(上)

2013/5/1

米マイクロソフトが2012年10月に発売した、最新のパソコンOS(基本ソフト)「Windows 8」の販売が伸び悩んでいる。パソコンの2013年春商戦は、出荷台数が前年比マイナスと落ち込んでおり、Windows 8をその“戦犯”と批判する声も業界内から出ている。では、パソコンユーザーは、実際にWindows 8をどう評価しているのか。不振の原因はどこにあるのか。2回連載の初回では、日経パソコン編集部が2013年3月にパソコンユーザーを対象に実施した、アンケート結果の概要を紹介する。

Windows 8に不満感を示すユーザーの割合は33.8%──。日経パソコン誌が2013年3月5日から同13日にかけて実施したWebアンケートの結果である(図1左)。その内訳は「不満」は14.6%、「やや不満」は19.2%だった。Windows 8を所有する回答者の約3分の1が何らかの不満を抱えていることになる。

図1 Windows 8を利用する回答者のうち、5割弱は満足感を示したが、3割以上は不満を示した。前回調査時におけるWindows 7の満足度(満足が21.4%、まあ満足が65.3%)には及ばなかった

一方、「満足」は12.1%、「まあ満足」は35.2%だった。2010年5月に同様の調査を実施した時には、当時の最新OSだったWindows 7に対し、9割近くの回答者が満足感を示した(図1右)。Windows 7に対して不満を示したのはわずか1割未満であり、Windows 8の不人気ぶりが際立つ。

■Windows 8登場でも出荷伸びず

図2 2012年10月、米マイクロソフトは約3年ぶりの新版となるWindows 8を発売した。Windows 8の発売と同時に、対応パソコンもメーカー各社から一斉に登場。Windows 8のタッチ操作に対応したパソコンにも注目が集まった

Windows 8は、成功を収めたWindows 7をベースに、スマートフォン向けに同社が開発した「Windows Phone」のユーザーインタフェース(UI)を追加したOSである。マウスやキーボードの操作に適した従来のデスクトップ画面と、タッチ操作に向く新しいUIの2種類が用意されている。この仕組みにより、既存の「デスクトップアプリ」(従来型のWindows向けソフト)を生かしつつ、タッチ操作を応用した新しいアプリの登場や普及が見込まれている。

Windows 8が発売された2012年10月には、国内の各地で発売イベントが実施された(図2)。同時にタッチパネルを搭載したWindows 8対応パソコンがメーカー各社から登場、注目を集めた。

しかし、パソコン市場の再活性化に向けた起爆剤として期待されたWindows 8の滑り出しは、必ずしも順風満帆とは言えないようだ。

【調査概要】 2013年3月5日から13日まで、Webサイトでアンケートを実施。計624名から回答を得た。記事中の調査結果は、各質問の有効回答数を基に算出した。年齢構成は40歳代が最多で28.2%。50歳代が26.9%、60歳代が19.4%、70歳代以上が14.3%と続く。30歳代は8.5%、20歳代は2.2%。回答者が申告したパソコン使用歴の内訳は、「20年以上」が46.8%、「15年以上20年未満」が25%、「10年以上15年未満」が20%、「5年以上10年未満」が5.6%、5年未満が2.6%

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