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地下に潜む謎に迫る! 地下鉄5つのウソ・ホント 日経おとなのOFF

2011/3/23

北は札幌から南は福岡まで。全国9都市の地下に張り巡らされた交通網には、まだ見ぬ真実が隠されている。車両はどこで眠るのか、電力をどこから取るのか――。鉄道ジャーナリストの梅原淳さんに、地下鉄に関する素朴な疑問に答えてもらった。

【ウソ?ホント? 1】

地下鉄トンネルの上はすべて道路である

答え ウソ

地下鉄トンネルの上は、道路であるケースが多い。その理由は、地中とはいえ、勝手にトンネルを通せるわけではないからだ。土地の所有権は地下にも及んでおり、私有地の下にトンネルを通すには面倒な手続きが必要となる。一方、地下鉄の敷設は都市計画に基づくため、国や自治体が所有する国道や市町村道などの下を通すほうが許可を得やすい。また、用地代も抑えられるメリットもある。 

しかし、公園や私有地の下を通すこともある。なぜか。「交差点を想像してみてください。自動車は急な角度も曲がれますが、電車は緩やかなカーブを描いて徐々に曲がらなくてはなりません。よって、道路から外れてしまう状況が発生するのです」(鉄道ジャーナリストの梅原淳さん)。

【ウソ?ホント? 2】

電車の前面には戸が付いている

答え ホント

地下鉄の電車の前面には、非常時の脱出用に戸が付いている。地上の電車の場合、非常時には側面の戸から脱出できるが、地下鉄は電車とトンネルとの間の隙間が狭く、たいていは40センチ未満。「トンネルの途中で止まった電車の側面の戸から脱出することは難しいため、前面に脱出用の戸を付けることになっています」。ちなみに、電車の側面とトンネルとの隙間が40cm以上あればなくてもよいとされる。

これは、地上の車両が相互直通運転で地下鉄に乗り入れる場合も同じ。「小田急電鉄の“ロマンスカー”と呼ばれる特急形電車は、流線型の顔が特徴的ですが、地下鉄に乗り入れる車両の前面には工夫を凝らして戸を設けています」。

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