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東京ふしぎ探検隊

どこまでが「関東」? 静岡や福島が入るケースも

2014/5/23

第86回選抜高校野球大会の開会式で一斉行進する各校選手(3月21日、甲子園球場)=共同

テレビを見ていたら、高校野球のニュースをやっていた。「山梨学院大付属が関東大会で初優勝」――。何となく聞いていたが、よく考えると不思議だ。学校では「山梨県は中部地方」と習ったはず。なぜ山梨県の高校が関東大会に出ているのか。そもそも「関東」とはどこを指すのか。調べてみた。

■教科書は「1都6県」、揺れる辞書の記述

まずは辞書を見てみよう。「関東地方」でひくと、広辞苑(第6版)では「行政的に東京都と神奈川・埼玉・群馬・栃木・茨城・千葉の6県」となっていた。これに対し学研の「国語大辞典 第2版」では「山梨県を含むことがある」と書いてある。辞書の記述も揺れている。

教科書はどうか。

「関東地方は1都6県としています」。文部科学省に確認したところ、教科書上の関東地方は「東京都・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県」を指す。山梨県は中部地方だ。

ちなみに中部地方は「新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県・岐阜県・静岡県・愛知県」となっている。



■スポーツの関東大会は「1都6県+山梨県」が大半

一方、スポーツの世界では関東に山梨県を含めることが多い。よく知られているのが東京箱根間往復大学駅伝競走、いわゆる箱根駅伝だ。関東学生陸上競技連盟が主催しているが、山梨県の大学も参加している。

なぜ、山梨県が関東に入るのか。同連盟に尋ねたところ「日本陸上競技連盟の規約に準じていますが、理由は分かりません」とのこと。ならばと陸連にも聞いてみたが、はっきりしなかった。

陸上だけではない。高校野球も同じだ。関東大会には山梨県の学校も参加する。日本高等学校野球連盟に聞いたが、こちらも「昔からそうだった」とだけ。高校ラグビーも同様だった。



■スポーツ界で異色のアメフト 「1都6県+山梨県+新潟県」

「関東=1都6県+山梨県」が多いスポーツ界で、異色なのがアメフト。関東学生アメリカンフットボール連盟には1都6県に山梨県、新潟県の大学が参加している。連盟の担当者によると当初は「1都6県+山梨県」だったが、新潟県の大学もあとから加わったという。

「アクセスの問題ですね。新潟を北陸に含めると、競技場のある金沢や福井まで300キロメートル以上移動しなくてはいけなくなる。東北も遠い。東京方面なら移動が楽なので、新潟サイドから関東に入れてほしいと打診があったのです」



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