N
MONO TRENDY
本日入荷 おいしい話

涙形にハート形… 丸くないトマト続々、その味は

2014/1/28

本日入荷 おいしい話

涙形、ハート形などユニークな形のトマトが店頭にあふれる(後ろはレモンとピーマン)
日本人が野菜の中で最もお金を使うトマト。健康志向などを受けて種類が急増しており、スーパーやデパ地下に行くと様々な品種が並ぶ。最近特に目立つのが、丸くないトマトだ。加熱調理用として見かけるようになった長い品種に加え、涙の形やハートの形などユニークな形状も登場している。どんな味がするのだろうか。

年末の買い物客でにぎわう京王百貨店新宿店の地下食品売り場。青果店「築地定松」の店頭に新しいトマトがお目見えした。高知県からやってきたミニトマトの新品種「スウィーティア」だ。

「乙女の涙」 まるでゼリービーンズのよう

スウィーティアの断面(左)。ゼリー分が少ないことがわかる

最大の特徴はその形状。別名「乙女の涙」。ミニトマトの多くが、ほぼ球体に近い形をしたものであるのに対し、スウィーティアは、細長く真ん中がへこんでおり、涙のような形をしている。

形だけではない。フルーツのような甘さや食感も際立つ。(1)果実中にゼリー分が少なく、皮も肉厚なためプリッとした食感を持つ(2)糖度が9~12度と高く甘い(通常は5.8度くらい)(3)リコピンも多く含む(通常の約1.5倍、100グラム中15ミリグラム)。

農薬や自動車向け素材を手掛ける井上石灰工業(高知県南国市)と育種家が共同で開発した。これまで高知県内の地元スーパーを中心に販売していた。京王百貨店新宿店で「首都圏デビュー」を果たした。1袋100グラム入り399円で販売している。

涙型のトマト「スウィーティア」が首都圏デビューした(13年12月、京王百貨店新宿店地下青果売り場の「築地定松」)

「普通のミニトマトよりも甘く、まるで(ソラマメ形をした砂糖菓子)ゼリービーンズのよう」。定松の百貨店小売部門営業推進店長、日野次郎さんはスウィーティアの味をこう評価する。同店では過去、リンゴの風味がするバナナの新品種「バナップル」を販売し、口コミによって大ヒットさせた経験を持つ。ユニークな形とともにおいしさも兼ね備えたスウィーティアは第2のバナップルになる可能性は高いと考えている。

次のページ
ハート形やピーマン形、楕円形も
MONO TRENDY連載記事一覧