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職場の知恵

2012/8/22

職場の知恵

質問5 「その思いは、好ましい気分をもたらす?」

当然のように思い込んで、行動の基準としていた考え方が、実はストレスや不快の原因になっている場合も。改めて検証し、好ましい気分をもたらさないなら、思い切って手放そう

こんな思いを持ったら
「女子会に参加しなかったら、仲間外れにされる」
その思いは好ましい気分をもたらさない
 その程度のことで誰かを仲間外れにするような人と一緒にいて楽しいか? と考えてみよう。つまらないことに気を使うより、素の自分のままで接することのできる相手と付き合うほうが、心地よくいられるはず

こんな思いを持ったら
「私は人から暴言を吐かれても、平気な人間だ」
その思いは好ましい気分をもたらさない
 人に否定的な発言をされて、気分のいい人はいない。自分では「大丈夫」と思い込んでいても、単にまひしているだけで、本当は不快なのでは? そのまま我慢を続けていても、心が疲弊していくだけと気づいて。

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「同じ思い込みを友人が抱えていたら」と考えれば、客観的になれる

上の5つの質問を問いかけてみても、自分を苦しめる考えから抜け出せない人もいるだろう。そんな人は「友人が同じように思い込んでいたら、どんな言葉を掛けてあげたいか」と考えてみよう。例えば友人に「私は結婚できないから、女としてダメ」と言われたら、ほとんどの人は「結婚していようがいまいが、あなたは大切な存在」と伝えるはず。それならば、同じように自分自身のことも大切に考えるようにしてみよう。「他者には寛容な人でも、自分のこととなると厳しくなりがち。自分の問題を客観的にとらえることで、思い込みから逃れられます」(川畑さん)。

この人に聞きました

川畑のぶこさん
 米国での通訳・コーディネーターの仕事を通じて心理療法に出合い、帰国後、医療機関でがん患者や家族のメンタルケアのほか、個人の心理カウンセリングを行う。自らも「断捨離」を実践し、メンタル面への影響を確認したことから、メソッドを普及。著書に『断捨離のすすめ』『断捨離 私らしい生き方のすすめ』(ともに同文舘出版)など

(ライター 工藤花衣)

[日経WOMAN2012年6月号の記事を基に再構成]

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