太らないお酒の飲み方 7つのルール日経ヘルス

【太りにくい!がまんしないお酒の選び方】

血糖値が上がりにくく、ダイエットの味方にしたい“糖質オフ”や“糖類ゼロ”のお酒。ここ数年は“本物”と遜色ないコクやおいしさを追求したものも。選ぶ際のヒントを紹介!

缶などに表示されている栄養成分は、最終商品に含まれる分量。糖質や炭水化物、糖類のそれぞれの含有量が0.5mg/100ml未満は栄養表示基準により[0g(ゼロ)]と表示できる。

ビールの味や飲みごたえを決める要素の一つが、主原料で、糖質を多く含む麦芽。糖質オフや糖質ゼロをうたう発泡酒や“第三のビール(新ジャンル)”が、ビールに比べると水っぽく、物足りないといわれるのは、この麦芽の使用量が少ないから。ところが、最近は食物繊維でコクを出したり、大麦の使い方で本物のビールの味わいに近い商品が登場している。

アサヒビールが開発した糖質ゼロの発泡酒は、「食物繊維を添加してコクと飲みごたえをカバー。華やかな香りのホップで包み込んだ」(同社酒類開発研究所の清水二郎所長)という。ビール党にも支持者が多い。

ビール本来のおいしさを残しつつ、糖質70%オフの発泡酒を開発したのは、キリンビール。「麦芽の原料であり、おいしさを引き出すたんぱく質が多い大麦でビールらしさを補強。さらにフルーティでさわやかな香りのホップを使い、厚みのある味わいとした」(同社マーケティング部の田山智広主幹)。

一方、サントリーの“第三のビール”「金麦〈糖質70%オフ〉」は、「二条大麦の中でも、うまみ成分のたんぱく質を多く含む麦芽を主に使った。天然水で仕込み、雑味のないビール本来の味わいを実現した」(同社広報部の三上泰斗さん)。

缶チューハイやカクテルが好きで太るのが心配という人は、砂糖の代わりに甘味料を使ったものを取り入れるのも手。お酒はあくまで嗜好品。糖質オフやゼロのものを上手に活用して楽しもう。


この人に聞きました

灰本元さん
灰本クリニック院長。NPO法人日本ローカーボ食研究会理事長。愛知県がんセンター研究所勤務などを経て、灰本クリニックを開業。2011年にNPO法人日本ローカーボ食研究会を設立。「お酒を代謝するには膨大なエネルギーが必要。お酒の代謝を助ける飲み方と“適量”を心がけて」

(ライター 松岡真理、構成・日経ヘルス 西山裕子)

[日経ヘルス2013年2月号の記事を基に再構成]

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