2014/2/1

おでかけナビ

まるで地元の居酒屋にいるような特産尽くし

「佐賀県三瀬村ふもと赤鶏 八重洲店」は東京駅八重洲北口から徒歩3分。地下鉄日本橋駅から徒歩2分のビジネス街の路地裏にある。

店に入ってまず目に入るのが、カウンターの前に部位別にずらりと並べられた鶏の串。佐賀県三瀬村産の「みつせ鶏」は、スーパーでもなじみのあるブランド鶏だが、「ふもと赤鶏」は3年前に新しく生まれた鶏種。解体した翌日に店に届くそうで、どれも淡いピンク色でツヤと張りがあり、見るからに新鮮そう。

「三瀬村」では解体した翌日に届く佐賀県三瀬村の新ブランド鶏「ふもと赤鶏」を炭火で焼き上げて提供する

また、甘みが強くて歯触りのいいタマネギが多くの料理で使われており、これも地元の特産品。特にポテトサラダでは主役と言っていいほどの存在感を放つ。佐賀産のトマトや三瀬村産の牛乳を使ったドリンクなども含め、とにかくあらゆるメニューが「地元特産尽くし」となっている。食べ進むにつれ、聞いたこともなかった三瀬村が身近に感じられ、まるで地元の居酒屋で飲んでいるような錯覚に陥ってしまいそうなほどだった。

「三瀬村」メニューの1つ、「佐賀のタマネギたっぷり 温ポテトサラダ」(514円)。小鍋に入った熱々のジャガイモをスタッフが目の前でつぶして仕上げる。地元産の生タマネギは甘い
写真左:「佐賀海苔トロトロしょう油のササミアボカド」(514円)は、海苔の佃煮のように粘度のある「佐賀海苔トロトロ醤油」が素材によくからむ。写真右:「三瀬村」の売れ筋メニュー「レバテキ」「ハツテキ」(各514円、写真は各半量)

さらに、卓上には佐賀県産の調味料が並ぶ。料理が運ばれてくるたびに、スタッフが料理に合った調味料を説明してくれるのだが、マニュアルっぽさが一切なく、とても熱のこもった説明が印象的だった(てっきり地元出身の方かと思ったが、そうではないそうだ)。

なぜこれほど地元感の強い店を作ることができたのか。合掌智宏社長に、その経緯を聞いた。

「三瀬村」名物の「ねり(つくね)デミチーズ焼き」(367円)。つなぎを一切使わず、軟骨と胸肉の皮のミンチを混ぜているので、プリプリの食感
デミグラスソースとチーズがかかった「デミチーズ焼き」は、バーナーを使い、客の目の前でチーズに焼き目をつける

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