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若手俳優の最新出世コースはコレだ 輝く男の発掘・育成法(1) 日経エンタテインメント!

2012/11/26

毎年、多くの俳優が芸能界デビューを果たしているが、オーディションの数が多い女優に比べると、男性俳優の登竜門や出世コースは限られている。若手イケメン俳優はどのように発掘されて、次の段階へとステップアップしているのか。今後3回の連載で、その発掘・育成法や芸能プロダクションの戦略を紹介する。

2000年以降、ジャニーズ以外の若手男性俳優をめぐる環境は地殻変動を起こし、その活躍の場は年々広がりを見せている。それ以前の1990年代は、恋愛ドラマが高い視聴率を記録していた。織田裕二や反町隆史、竹野内豊など、フジの月曜夜9時枠である「月9」ドラマに出演して注目を集めた俳優が多い(表1参照)。

表1  ※ ジャニーズ事務所所属タレントを除く

2000年代に入ると一気に若返りが進む。ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」の窪塚洋介、映画「ウォーターボーイズ」の妻夫木聡、「ごくせん」の小栗旬、成宮寛貴など、若手俳優の活躍が目立つ。イケメン俳優の登竜門となる平成仮面ライダーシリーズの第一作「仮面ライダークウガ」(オダギリジョー主演)が始まったのも2000年だ。

また、00年代(2000年からの10年)は上戸彩、井上真央、堀北真希、新垣結衣ら、若い世代の女優が主演級に成長して、相手役として男性俳優も存在感を増した。例としては、堀北真希が主演した2007年の「花ざかりの君たちへ」で小栗旬、山本裕典、岡田将生らが活躍。同年、新垣結衣が主演して興行収入39億円のヒットとなった映画「恋空」では相手役の三浦春馬が脚光を浴びた。

■チャンスは広がるも狭き門

オーディション情報誌「Audition」編集部の高橋治氏は「21世紀に入って、男性が俳優になりやすい環境が整ってきました。以前はジュノン・スーパーボーイ・コンテストくらいしか、男性にとって芸能界を目指す入り口となる大きなオーディションはありませんでしたが、ワタナベエンターテインメントが2004年に『D-BOYS』のオーディションを始めて以降、スターダストプロモーションのように新人オーディションを開催する芸能プロが増えています。スターダストが始めた男性俳優集団『EBiDAN(恵比寿学園男子部)』も、新しい試みで注目です」と語る。

2012年11月に公開された三池崇史監督の映画「悪の教典」でキャスティングを担当するなど、映画のオーディションを通して多くの若い男優をこれまで見てきた、おおずさわこ氏は「ここ数年、女優がメインになる恋愛ものが減少し、逆に熱い友情ものや歴史もの、震災後は家族や仲間がテーマの映画など、男優メインの作品が多くなった」と話す。

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