資産1億円への仕事&やりくり術財活で1億円 20代編(2)

やるべきこと2【家計の見える化】  給料アップのコツはすぐそこに

20代はキャリアアップも視野に入れた働き方を心がけるようにしたい。仕事の幅が広がれば、収入増のチャンスも広がるからだ。

ファイナンシャルプランナーの中村芳子さんは「20代のうちは『体験』が重要。自己投資を通じてどんどん自分の世界を広げてほしい」と話す。

だが、自己投資にも良いものと悪いものがある。ただの浪費にならないように気をつけるのも重要だ。「続けないと効果の出ないような勉強や習い事は、金銭的に負担のない範囲で。コストがかかると続かないので結局無駄になってしまいます」(中村さん)

中村さんは、高齢社会の影響もあって、今の20代は65歳から70歳まで働くことになるだろうと考える。「若いうちに仕事を長く続けられる環境づくりを始めておきましょう」と話す。健康に気をつける、心身に負荷のかかりすぎる長時間労働やストレスの大きい仕事の見直し、共働き、家事や子育ての分担を当たり前と考える結婚相手を探す、などの工夫も大切だ。

 

給料以外の仕事の「対価」

キャリアアップと聞くとすぐに「転職」を連想する人もいるかもしれない。だがリクルートワークス研究所の豊田義博さんは「自分が今の仕事で得ているものは想像以上に多い」と話す。

 

仕事の対価は「給料」だけではない。仕事を通した「スキル」や人脈などの「ネットワーク」も含まれる(上のアドバイス2参照)。これらは30歳を過ぎたあたりから徐々に自分で実感できてくるものだという。「若いうちの転職は総じて給料が上がる。だが何も身につかないうちに職を変えるのは長期的にはマイナス。それよりも与えられた仕事を工夫したり、改善する努力を重ねることが大切です」(豊田さん)。

 
中村芳子(なかむら・よしこ)さん
ファイナンシャルプランナー アルファアンドアソシエイツ代表。若年層のマネー知識普及に尽力している。主な著書に『20代のいま、やっておくべきお金のこと』など。
 
豊田義博(とよだ・よしひろ)さん
リクルートワークス研究所主任研究員。リクルート入社後、企業の新卒採用戦略、広報計画業務などに従事。『就職ジャーナル』『Works』の編集長などを歴任し、現職に至る。

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