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片づけられない女性は、太りやすいの真実

「おひとり力」養成講座

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日経ウーマンオンライン
いまや、アラフォー年齢でも"3~4人に1人"が独身「おひとりさま」の時代(2010年総務省「国勢調査」)。おひとりさまとして、どう生きるべきか? 不安や悩みを持つ人もいるはずです。マーケティングライターの牛窪恵さんが、ひとりの場面でも安心して生きられる力、「おひとり力」の向上について、様々なテーマを紹介・分析します。今回のテーマは「片づけられない女」。20代の半数以上が、部屋を片付けられない状態にあるという結果も……。リアルな声を聞いてみました。

ある調査によると、脱いだ洋服やゴミが部屋に散乱するなど、「片づけられない女=汚部屋女子」は、なんと20代女子の56.7%にも上るそうです(図1)。

その状態が、ストレスを増やし、仕事や恋愛、さらには体にも支障をきたすことが、明らかになってきました。

「部屋が汚いから、カレや友達を家に呼べない。誰も来ないから、つい服や靴を脱ぎ散らかす。もう、悪循環ですよ」と話すのは、汚部屋女子を自認する、A子さん(30代後半)。彼女は、ひとり暮らし歴12年。経理の仕事柄、忙しい時期は月末に限られますが、「部屋が汚いと、掃除する気も起きない」そう。

一昨年、節電を意識して「ひとり用こたつ」を買ってから、冬場はモノをしまわず、こたつの周りに「置きっぱなし」にするように。気がつけば、3キロ以上太っていた、と言います。

そう、片づけられない女は、太りやすい……。

イギリスの生活評論家カレン・キングストンは、独自の調査によって「太り過ぎの人は、モノを捨てられないタイプの人が非常に多い」との結果を発表しました。キングストンいわく、目に見えてモノであふれた生活をしていると、おのずと自分の体内にも不要な脂肪を溜め込んでしまう、とのこと。

心理学科教授の市村操一先生も、著書『心理学の先生が教える「読む」だけダイエット』(三笠書房)のなかで、「無理な運動はやめなさい。それよりも部屋をきれいにしよう」とアドバイスしています。

また、片づけられないままだと「知らないうちにストレスが溜まる」との研究結果もあります。

先日、私が出演するテレビ番組でご一緒した、医師の亀井眞樹さんも、「靴箱やダンボールを玄関に置きっぱなしにしていると、原因不明の体調不良になりやすい」とおっしゃっていました。

亀井先生いわく、人は目に入るものに対し、無意識のうちに「いるか、いらないか」など決断する必要性に迫られる。そのたびに、見えないストレスが付加され、ココロを圧迫し、ひどくなると体調不良になる、というのです。

「そんなこと言われても、片づける時間がないんですよ」と話す女性も多いです。

確かに、ゼロからひとりで片づけるのは大変。でも、誰かにサポートしてもらえば、その後も片づけられる「おひとり力」が身につきます。

たとえば、都内の飲食チェーン店で働く、B子さん(30代前半)。

生活時間帯が不規則で「片づけられない女」だった彼女も、引越しの際、女友達と"断捨離ごっこ"したのを機に、部屋が見違えるほどキレイになり、ストレスが減ったそうです。

「以前は、昔の洋服や雑貨など、自分では捨てられないモノが多かった。でも友達に、『もう着ないよね~』『これ要らないよね~』とどんどん捨ててもらって、自分でも"捨てるルール"を考えたんです」

B子さんの「捨てるルール」とは、

◆ 2シーズン以上着なかった洋服は、無条件で捨てるか、フリーマーケットに出す

◆ 読んだ本や漫画は、50冊溜まった時点でブックオフに売る

◆ かかとが減った靴は、1回だけ修理して後は捨てる……など。

それでも部屋に入りきらないモノは、トランクルームを利用するようになったそう。

彼女が利用する「HIROIE(ヒロイエ)」(http://www.hiroie.jp/)は、インターネット上で予約をすると、トランクルームへの収納や取り出しを宅配業者が担当(配送)してくれるサービス。「気軽に出し入れできる点がメリット」だとB子さん。

「それに、シーズンごとに『どれ預けよう』とイヤでも整理するようになったので、片づけるチカラが身についた。最近は、その作業自体も楽しくなってきました」と笑う。

一方、「片づけの仕方を、一度だけ"プロ"にサポートしてもらった」と話すのは、大阪のベンチャー企業に勤めるC子さん(20代後半)。

彼女が利用したのは、エコランドの「お片づけサービス」(http://www.eco-okataduke.jp/)。片づけのプロが、利用者に「いる・いらない」や日常の行動導線などを聞きながら、整理収納の実作業を実践。不用品はエコ回収に回す点もユニークです。

同社のスタッフが「いる・いらない」の判断ポイントや、キレイをキープできる収納術まで伝授してくれて、「とても勉強になった」とC子さん。

「スタッフ1人1時間強で、6480円程度(税込)。必ずしも安くはないけど、それまでのストレスや部屋の散らかりようを考えたら、ひとり暮らしがずっと快適になった。親と同居する姉にも勧めました」

遠くの恋人より、近くの女友達や代行サービス?

日経ウーマンオンラインが実施した「おひとり力調査」(図2[注]では、働き女子に、「あなたの『おひとり力』をサポートするのに、あったらいいと思うサービスは?」についても聞きました。

するとやはり、「掃除」を求める声が28.7%と、約3割。ただ、同時に多かったのは、「配達物の受け取り代行」などの代行サービスです。

[注]アンケート調査は、日経ウーマンオンラインが2013年3~4月に実施。約500人の女性から回答を得た。

実はひとり暮らし用に、片づけや荷物の受け取り代行を気軽に行なってくれるサービスも、すでに登場しています。

たとえば、家事代行やハウスクリーニングサービスで知られるベアーズの「ベアーズONE」(http://www.happy-bears.com/)。

ひとり暮らし向けの定期契約サービスで、専任スタッフが、掃除機がけや風呂掃除、ごみ出しや食器洗いのほか、郵便・荷物の受け取りやクリーニングの受け渡しまでサポートしてくれます。

「最近、入社から数年以内の若い人が、うつ病などになるケースが多いと聞きます。そのような方は、ひとり暮らしで生活基盤まで手が回らず、不規則な生活になってしまっているケースも多い。そのような方たちを、家事代行サービスを通してなんとかサポートできればと思います」 と同専務取締役の高橋ゆきさん。

「生活基盤まで手が回らない」とは、たとえば

◆ いつ枕カバーやシーツを取り換えたのかわからない
◆ いつ窓を開けて換気したのか、覚えていない
◆ 平日は仕事漬けで、せっかくの休日に「洗濯しなきゃ」「アイロンしなきゃ」と焦る
◆ その結果、「友達とお茶できなかった」「実家に帰れなかった」とストレスが溜まる

といった状況。

「これでは、自律神経をやられて当然。逆に、月に1回でも利用していただくことで、心にゆとりを持っていただきたい。このサービスも、『お袋の温もりを届けてあげたい』との思いから生まれました」(高橋さん)

また、おひとり力調査で、同じく「あったらいいと思うサービス」の上位にランクインした「ゴキブリ・ネズミなどの駆除」(22.3%)にも、気軽に頼めるサービスがある。

全国にフランチャイズ展開する、ベンリーコーポレーション「代行サービス」(http://www.benry.com/)もその一つ。

いわゆる「便利屋さん」からスタートした企業なので、1時間になんでもいろいろ頼めるメリットがあると、同営業企画部の塩沢護さん。

「たとえば『電球を替えてください』と言われたら、交換だけでなく、近くの店まで電球を買いに行くこともする。それが30分で終われば、残り30分で、重たいものを運ぶ、家具を組み立てる、なども可能です」

また、「いまから外出したいのに、玄関にゴキブリがいる!」といったひとり暮らし女性の悲鳴にも、たびたび応えてきた、とのこと。

「ユニフォーム姿、スリッパ持参の身奇麗な格好で伺うので、"男手"を便利に使ってください」と、塩沢さんは言います。

一度、あるいはたまにでも"第三者(プロ)"に協力してもらうことで、いつの間にかおひとり力がつく。また、利用しないまでも「いざとなったら、あそこに頼もう」と思えるだけで、安心感が違う。

あなたも明日から、いえ今日から、そんな"第三の協力者"を見つけておきませんか?

牛窪恵(うしくぼ・めぐみ)
マーケティングライター。インフィニティ代表取締役。財務省財政制度等審議会専門委員。1968年東京生まれ。日大芸術学部映画学科(脚本)卒業後、大手出版社に入社して編集、PR担当後、転職し、2001年に起業。トレンド、マーケティング、小売流通、ホテル、旅行関連などをテーマに執筆、講演を行う。テレビ番組のコメンテーターも務める。主な著書に『男が知らない「おひとりさま」マーケット』『独身王子に聞け!』『ただトモ夫婦のリアル』(いずれも日本経済新聞出版社)ほか。13年、経済産業省「ダイバーシティ経営企業100選」サポーターに就任。公式ブログ「牛窪恵の気分はバブリ~♪」

[nikkei WOMAN Online 2013年6月21日付記事を基に再構成]

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