「専門家出演バラエティー」ブームの裏側日経エンタテインメント!

ワイドショーのコメンテーターから、バラエティー番組のゲスト、教養系番組の講師まで、専門家や文化人のテレビ進出が止まらない。

ディープピープル(月曜22時NHK総合)  同ジャンルの3人のプロフェッショナルが、司会を交えずに濃厚なトークを展開。その様子を関根勤と中村慶子アナが別室でモニタリングし、解説を加えていく

同じジャンルで活躍する3人のプロフェッショナルが深いトークを繰り広げるのが『ディープピープル』(NHK総合)。『バカなフリして聞いてみた』(日テレ系)は、普段聞けないギリギリの質問を、おバカ芸能人が軽いノリで専門家に質問する内容だ(9月13日に放送終了)。『なるほど!ハイスクール』(日テレ系)では、川越達也シェフが冷蔵庫の余り物3品を絶品料理にリメイクし、『教科書にのせたい!』(TBS系)では「100年に1度だけ咲く花があった!」といった驚きの事実を専門家が科目別に紹介する。地上波の19~23時台で、2010年春から始まった専門家が出演する新番組は実に9本もある。

ニッチな専門分野とキャラの立った珍獣系文化人が引っ張りだこに

これまでも専門家を起用する番組は多かったが、ここまで重宝されるのにはいくつか理由がある。ネタ番組がこぞって終了し、トーク系バラエティが増えたこと。どんなニュースでも的確かつコンパクトに解説する池上彰氏の成功により、お勉強番組が流行したこと。タレントよりもギャラの安い文化人の起用は、制作費の抑制につながるといったことが挙げられる。

こうした番組のなかで、最近の成功例が『ホンマでっか!?TV』(フジ系)だ。2009年に23時台でスタート、2010年10月に水曜21時に昇格。最近はコンスタントに視聴率が15%を超えている。

ホンマでっか!?TV(水曜21時フジ系)  経済、生物学、脳科学、心理学などの専門家が、「ホンマでっか!?」と思える情報を次々披露。司会の明石家さんまが個性豊かな専門家たちに翻弄されることも
『ホンマでっか!? TV』でブレイクした「尾木ママ」こと尾木直樹氏

司会の明石家さんまとともに番組を引っ張るのが、個性豊かな専門家たち。教育愛にあふれる発言が、なぜか、時々オネエ口調になってしまう「尾木ママ」こと尾木直樹氏、密売や少年犯罪といった地下経済に精通していながら、妙にオドオドした天然な性格の門倉貴史氏など、注目の存在を多数輩出してきた。この『ホンマでっか!? TV』の好調もあって、今ではは多くの番組が“キャラクターの立った”専門家を求め始めている。

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