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放置すると認知症にも…40代からは高血圧にご用心

2013/8/30

図3 健康な更年期女性1058人(40~59歳)が対象。ホットフラッシュ(HF)と高血圧との関係を調べたところ、ホットフラッシュのある人はそうでない人に比べ、血圧が高い傾向にあった。喫煙者でホットフラッシュのある人は、さらに高かった(データ:Kagitani, Kario, et al. Am J Hypertens 2013)

苅尾教授らはテルモとの共同研究で、更年期女性1058人を対象に更年期に起こりやすいホットフラッシュと高血圧との関係を調べた。その結果、ホットフラッシュのある人はそうでない人に比べて血圧が高い傾向にあり、特に喫煙者で顕著だった(図3)。

「ホットフラッシュは、以前から狭心症や心筋梗塞などのリスク因子だと報告されてきた。詳しい仕組みは分かっていないが、ホットフラッシュや喫煙の背景には、血管内皮細胞のダメージがあるのは確か。両者が重なると、血圧もさらに上がりやすくなる」(苅尾教授)

図4 140/90mmHg以上が「高血圧」で、高さに応じて重症度が決まる。「正常高値」は少し高めの高血圧予備群。130/85mmHg未満が「正常血圧」。「至適血圧」は最も病気になりにくい理想的な血圧

血管内皮細胞は血管の内側にあって、血管を広げる一酸化窒素(NO:エヌオー)を作り出す。この細胞が傷害されてNOが減ると、血管のしなやかさが低下し、血圧も上がりやすくなるわけだ。動脈硬化の第一歩は、この内皮細胞の傷害から始まるという。

「更年期の血圧は乱高下を繰り返しながら上昇し、やがて高止まりになることが多い。この血圧上昇の度合いを緩やかにするためにも、更年期のうちから血圧によい生活を始めることが重要。初期なら薬に頼らず、生活改善だけでも効果が期待できる」と苅尾教授は助言する。気になる人は、理想的な血圧(図4)を目指して生活改善に取り組むべきだ。

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