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仕事の納得感、60歳の自分を想像することから

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NIKKEI STYLE

 終身雇用制度が崩れ始め、誰もが「自分らしい働き方」を模索する時代がやってきました。私たちの働き方はこれからどのように変わっていくのでしょうか? 人材育成コンサルタントの河野真理子さんに「ワークライフマネジメント」について教えていただきました。

30歳のクリスマスイブ、40歳のお正月、60歳の誕生日……あなたはどこにいて何をしていたいですか?

一人なら自由で楽しいですけれど、介護や病気も一人で対処しなくてはいけません。子どもを持つと、楽しい出来事がある反面、お金もかかりますし、子育ての不安もあります。「老後が不安」という人は多いですが、漠然としているから不安になるのです。一度ぜひ、「自分がどうありたいのか」を具体的にイメージしてみることをおすすめします。

私が皆さんに紹介したいのは「ワークライフマネジメント」という考え方です。この言葉を聞くと、子どもがいる人だけの話だと思う方がいるのですが、そうではありません。「ワークライフマネジメント」とは、「自分がどうありたいのか」という価値観を大切にしながら仕事と人生を、自分の手でマネジメントしていく考え方です。子どもがいるかいないかに関係なく、すべての人に大切にしてほしい考え方です。

今の日本女性の平均寿命を知っていますか? 2012年のデータで86.41歳です。あくまで「平均」ですから、多くの方は90歳以上まで生きることになります。65歳に定年を迎えてからさらに25年あります。この25年、せっかくなら楽しく生きたいですよね。習い事をしたり、たまには旅に出たり……しかしどれもそれなりにお金がかかります。

「退職してそれで終わり」ではなく、そのあとに、契約社員や業務委託などの形でコアスキルやサブとなるスキルを生かしてほそぼそと5年、10年働き続けるのも一つの手です。もちろんそうなるためには、繰り返しになりますが、自分のコアとなるスキル、そしてそれを補完するようなサブスキルを磨いておく必要があります。

考えてほしいのは、「幸せの価値を何に感じるのか」ということです。今までは、がむしゃらに仕事中心に取り組んできたけれど、ある年齢からプライベートを中心にした生活に切り替えたくなることだってある。その人の「幸福感」の中でプライベートの比重が高いのなら、働き方を変えてみるのも一つの道です。

ワークライフマネジメントをする上で重要なのが、「ひとりよがりにならないこと」。「ちょっと相談できる人」をどれくらい持っているかが真に納得感のある決断をすることを後押ししてくれます。

例えば、子どもが小さいうちは病気がちで、こんなにしょっちゅう会社を休まなければいけないくらいなら「辞める!」と決断する人がいますが、いきなり辞めることがお互いに損なこともあります。そんなとき、第三者的な視点から自分に対して意見を言ってくれる人が社内外にどれくらいいるかは非常に重要なことです。

これからは、今以上に女性が働き続けることが「当たり前」になります。社会全体が"サポーター"になってくれますから、女性の労働人口も増えるでしょうし、管理職やリーダー層に占める比率も確実に増えるはず。ただそのぶん、求められることも大きいし、対応するべきことも増えてくる。

アンテナを高く張り、ネットワークを上手に使いながら働いていってほしいと思います。自分が埋められないものは人の力を借りてください。すべて自分で行う必要はないのです。

自分が置かれている環境、身に付けてきたスキル・経験、そして手にした情報を総合的に判断して自身の手でキャリアデザインをしていきましょう。

この人に聞きました

河野真理子さん
人材育成コンサルタント。キャリアン代表取締役/キャリアネットワーク会長。メーカー入社後、1989年にキャリアに関する事業を中心とした人材育成子会社を立ち上げ常務、社長。同社独立後、会長。2013年に一人ひとりの生涯キャリアを支援する会社を設立。最近ではダイバーシティ時代の管理職のマネジメントや、仕事と結婚・子育て両得をめざすキャリアデザインなどの相談も。東京工業大学大学院技術経営修士(MOT)修了。神奈川県教育委員会委員、独)労働政策研修研究機構 総合評価諮問委員、公財)日本生産性本部幹事会幹事、同サービス産業生産性協議会幹事、同ワークライフバランス推進協議会委員、日経WOMANウーマン・オブ・ザ・イヤー審査員/日経WOMAN 企業の女性活用度調査審査員。

(ライター 田中美和)

[nikkei WOMAN Online2014年2月20日付記事を基に再構成]

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